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日産から新型リーフが発売!EV乗り換えるタイミングは今…か?

(出典:日産)
EV(電気自動車)の国内展開では、他社に先行している日産自動車から『LEAF(リーフ)』の新型モデルが発表となりました。新型では航続距離が伸びデザインも洗練。さらに進化した自動運転機能などもあり、市場では概ね好評で発売前にもかなりの受注があったそうです。EVが特別なものという認識も、もはや過去のことなのかもしれません。
 
とはいえ日本の自動車市場では、まだまだハイブリッドカーや低燃費をうたったガソリンエンジン搭載車が主流を占めています。EVのマーケットは、日本においてはまだまだニッチなものという印象がぬぐいきれません。
 
でも、EVって、実際世界的にみるとどうなっているのでしょうか?日本ではまだ未来の技術のような印象がありますが、実は、すでに世界では急激にEV化へとシフトしつつあるのです。それは日本国内の自動車市場だけを見ていると想像できないほど急速に。
 
となれば日本もいずれその流れに乗るのは疑いない。実用性を増した日産の新型リーフを見ても、それは間違いないはず。であるならば、トレンドの先取り!今こそが本気でEVへの買い替えを検討してもいいタイミング…、なのでしょうか。
 
 

アメリカ、ヨーロッパ、中国もEV化へ加速!日本はどうだ

 
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では、現在どれだけ世界がEV化へ加速しているのかみてみましょう。例えばアメリカです。EVで先行しているのがテスラモーターズ。ガソリンエンジン車以上の走行性能を持つ効果で高性能なEVによって世界を席巻しましたが、その本拠地はアメリカです。2016年にはリーズナブルなモデル3という車種の投入が発表。こちらは世界中から予約が殺到したというのがニュースになりました。
 
そしてそのテスラの本拠地でもあり、全米でも屈指の自動車マーケット、カリフォルニア州では、2005年からエコカー導入を推進するZEV(Zero Emission Vehicle排出ガスを一切出さないクルマ)規制をおこなってきました。これは州内で自動車を販売するメーカーは一定の比率でZEVを売らなくてはならないというもの。
 
いきなりは難しいので2017年まではハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカーでもZEVでOK!とされていましたが2018年からはそれがNGに。
 
加えて今後はZEVの販売比率も14%から18%となり規制はますます厳しいものなります。アメリカというと巨大なピックアップや大排気量のマッスルカー、というイメージですが2018年を境にEV化へ大きく進みます。ますますテスラの存在感が増してゆくでしょう。
 
ヨーロッパのイギリスやフランスは2040年までにガソリン車禁止という方針を打ち出しました。他のヨーロッパ諸国もこの方針に追従するのは必然。もちろん自動車メーカー各社もEVの導入を大々的に行うと発表済です。
 
さらに、世界最大の自動車市場を持つ中国でも将来ガソリン車を禁止するという方針を表明しました。すでに大きなEV市場を抱える中国ですから、ヨーロッパやアメリカなどよりむしろ現実的かもしれません。このように世界の自動車市場は着実にEV化へ進んでいます。
 
日本はむしろ遅れているのかもしれません。なにより世界トップクラスの自動車メーカートヨタがEVに対して慎重な姿勢を取っています。同社得意のハイブリッドカーはガソリンエンジン車と電気自動車のハイブリッド。すでにモーターやバッテリー、制御システムや回生ブレーキなど、EVに必要な技術やノウハウを数多く蓄積しているので、作ろうと思えばすぐにでも作れるはずなのに。
 
なぜかリーフの対抗馬となるようなEVを中々投入しない。これは出し惜しみ?それともハイブリッドの注目度が落ちるから?しかし、いずれはEVの大々的な投入があるはず。トヨタが本気でEVの展開をはかれば日本も一気にEV社会になるのも時間の問題でしょう。
 
 

EVならではの不安。実際の航続距離はどれくらいなのか

 
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ならば、今すぐにEVに乗り換えても、ガソリン車と変わらぬ便利さが味わえるのでしょうか?例えば満タン(満充電)の航続距離です。日産は新型リーフでバッテリーの容量を先代後期モデルの30kWhから40kWh大きくアップしました。2018年にはさらに大容量の60kWhバッテリーを搭載した上級モデルの投入も予定されています。
 
新型の40kWhモデルのカタログスペック場合満充電で400km走行可能とのこと。実際にはそこまでは無理でしょうが実走行距離でも240~250kmは走行できるのではないかと言われておりなかなか実用的です。とはいえガソリンエンジンやハイブリッドカーには及びませんね。さらに充電設備の数どれくらいあるのか?
 
こちらのサイトによる調査では普通充電スタンドが1万4,667ヶ所。急速充電スタンドが7,146ヶ所。計2万1,813ヶ所。対してガソリンスタンドの数は経済産業省・資源エネルギー庁のデータで3万1,467件(平成28年度)。思ったよりも拮抗していますが、まだまだガソリンスタンドほど充実はしていません。
 
さらに、電気はガソリンや軽油のように短時間で満タンにすることはできず、急速充電もバッテリーにダメージを与えるのであまり利用しないほうと良いとされています。つまりは、いちいち一回の充電にも時間がとられるということになります。
 
こういうネガティブなこと聞くとEVへの乗りかえ、まだ早いかな?となるかもしれません。例えば連休の帰省にEVを使うには、最新型のリーフでも現状では正直ちょっと厳しいかもしれませんね。
 
 

EVがバッテリー切れを起こした場合はどうすればいいのか

 
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航続距離の不安だけでなく、EVがバッテリー切れ(ガス欠ではなく電欠?)となった場合は実際どのようになり、対処はどうすればいいのか?こちらも調べてみました。
 
まず、走行中にいきなりバッテリーがゼロになり、突然走行不能になることはありません。充電が切れる前にクルマが充電を促す注意喚起を行ってくれます。さらにそれに連動してナビで近くの充電スポットへも誘導をしてくれるのでその時点で充電を行えばトラブルは回避できます。
 
それでも渋滞や通行止めなどによって充電スポットにたどり着けない場合は、バッテリーの残量限界前に最終警告が発せられます。そして最終的に出力制限がかかり、クルマのスピードが落ち、やがて停止。
 
停止したあとは、JAFや自動車保険のロードサービスなどでレスキューを頼むしかありません。ガソリンのように近所のスタンドに給油をお願いするということは不可能。EVへの充電機能を持ったロードサービスカーというのも一部で導入がはじまっているらしいですが、その数はわずかなので、やはりレッカーで近くの充電スタンドやディーラーまで運んでもらう以外に対処方法はないでしょう。
 
日産の場合は、有料のサポートサービスが用意されており、車内からのレスキューコールでロードサービスの手配や、近くの充電スポットを案内してもらうことが可能です。もしリーフのオーナーとなるならこのサービスは入っておくべきでしょう。いろいろ心構えが必要そうです。
 
 

先代リーフの中古車価格大暴落!?なぜそんなことになっているのか

こういったEV運用面での不安以外にも、日産のリーフに関して、ちょっと購入を躊躇させる噂があります。それはリセールバリューが驚くほど安いこと。リーフの中古車価格、調べると初期モデルは驚きの50万円台~。登場は2010年で初期型でもさほど古くはない。そして当初価格は約400万円で結構な高級車。それがこの値段とは…。
 
なぜなのか?その理由はEVの心臓、バッテリーの性能劣化が進んでいるため。バッテリーには寿命があり、劣化は意外に早い。例えば初期のリーフならすでに満充電で100kmも走行できない、という個体も珍しくないそうです。それでは実用にはなりませんよね。暴落仕方なしです。
 
ならバッテリーを交換すればいい?でもEVのバッテリーは非常に高価。それでいて現状日産がうたっている保証では性能低下に関して完全にカバーしきれていない(無償で交換となるケースはほとんどない)といいます。
 
一応有償ではバッテリー交換可能ですが、その金額は60万円以上といいますから場合によっては中古のリーフよりも高額。加えて、交換しても新車当時の性能が戻るとは保証されていないというから困りもの。
 
そうなるとリーフ、確かに魅力的ですが、これから新車で購入するなら、経年でバッテリーの性能が低下する事もキチンと理解しておき、購入後の保証のこともディーラーに確認しておくべきでしょうね。
 
気が付けばEVのネガな面ばかり取り上げてしまいましたが、それでもEVが環境に良く、経済性も高いということは間違いありません。しかし現状は、インフラ面やサポート面、リセール性などまだ環境は整っているとは言い難いようです。トヨタが慎重なのも、もしかしたらこういうことがあるからなのかもしれませんね。
 
リーフのCMを見て、そろそろうちのマイカーもEVに変えてもいいかな?と思っていたあなた。そのメリットばかりに目を向けるのではなく、EVならではのネガな面も検討材料にして、もう少しだけ慎重に見極める必要があるかもしれません。