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突然襲ってくる地震!運転中に遭遇したらドライバーはどうすればいいのか?

日本に観光に来た海外からの旅行者の多くが、日本の地震の多さと、日本人が地震に対してあまりに冷静すぎることに大変驚くといいます。旅行者が地震でグラッと揺れたことにあわてて、ビルの外に飛び出すと、あたふたしているのは自分達だけで日本人は普段通り。パニックになったことに恥ずかしい思いをしてしまった、というのです。
 
確かに震度2~3程度の揺れであれば、ほとんどの日本人は大した反応もせずに慌てることもありませんよね。というかそれまでやっていた仕事を中断することもなく「またか…」くらいの反応しかしないのも普通です。でもそれって本当に正しい反応なのでしょうか。
 
こんなこと他の国ではまずないでしょう。日本に住んでいるとあまりに日常的に地震あうために、私たちはちょっと鈍感になりすぎているのかもしれません。
 
災害時でも冷静に行動できるというのは、確かにいいことかもしれませんが、場合よっては、それが危険を甘く見積もってしまうというリスクにもなりえます。もっと注意が必要かもしれません。
 
 

地震に遭遇した際の対応をあらかじめ家族と共に考えておく

 
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例えば地震が起きた時に、これは小さな揺れだから(初期微動P波)大丈夫、と何も行動を起こさないでいたら、そのあとの大きな揺れ(S波)によって自宅が半壊して、ドアが開かなくなり自宅や職場に閉じ込められてしまった、なんてこともあるかもしれません。
 
また、職場で被災して、自宅に徒歩で帰らなくてはならなくなった、でもルートをあらかじめ把握しておかなかったために想定以上に無駄な体力を消耗してしまったなどということもあり得ます。
 
連絡手段も盲点。いざという時の家族との連絡方法をキチンと相談していますか?緊急時は携帯電話が使えるとは限りません。電池の消耗もありますし、端末が水没、破損してしまうこともあるでしょう。固定電話もケーブルの切断や、停電で使えなくなっている可能性もあります。災害時どうやったら家族と連絡をとれるでしょうか?
 
そんな時のために携帯電話各社は災害用伝言サービス(171)というものを用意しています。このサービスは自身の今の状況を登録(100文字ほどのコメントや音声メッセージ)しておくと、安否情報を家族など他の人が確認できるというもの。
 
どのようなサービスなのか把握しておき、家族間でもいざという時は災害用伝言サービスを使用するということを決めておくといいかも知れません。その使い方をあらかじめ体験しておきたいという方は、例えばドコモなら、試せる期間は決められていますが「災害用伝言板体験サービス」が提供されています。
 
このようなサービスを試してみておくのも良いですね。また、連絡がすぐにつかないことも考えて、自宅以外の集合場所も決めておいたほうが賢明でしょう。
 
さらに地震が発生した瞬間、自宅や会社、学校にいるとも限りません。もしかしたらグラっときた時ちょうどクルマを運転している最中ということもあるはずです。では、その場合、ドライバーであるあなたは、どのような行動をとるべきでしょうか。
 
 

原則クルマは捨てて徒歩で避難をする 緊急の離脱が必要なときはその都度判断

 
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し地震発生の瞬間、一般道を走行していた場合は、まず慌てずに周囲の状況を確認してください。緊急地震速報を受信した場合も同様です。そして道路の左側にクルマを寄せて停止します。
 
この時、地震だからすぐに停めなきゃ!と急ブレーキをかけるのは厳禁です。走行中の車の中では思いのほか揺れに気付きづらい物。ラジオなどを聞いていないこともあるでしょう。ですので、他のドライバーが自分と同様に地震に気付いているとは限りません。そんな時に自分だけ急にスピードを落とすと、追突事故などが起きてしまう危険があります。余計な被害拡大を招くようなことは避けましょう。周りのドライバーの様子を確認しつつ、ハザードランプを点けクルマを停めるのです。
 
そのまま揺れが収まるまでは車外には出ず、まずはラジオやスマホなどのニュースで情報収集です。また、避難場所を探すにも、あとでクルマを回収するのにも必要なので、クルマを停めた場所をしっかりと把握しておくことも大切です。住所や付近のランドマークなどをカーナビなどで確認しておきましょう。
 
避難が必要だと判断したら、原則クルマは乗り捨てです。徒歩で避難場所に向かいます。但し津波など少しでも早くその場を離れなくてはならない場合は例外です。その場合でもラジオやカーナビのテレビやスマホなどで情報収集し、クルマの方が早く避難場所に到達できる、と判断できた場合のみクルマで逃げるようにします。
 
しかし、地震による道路の被害で渋滞が起きていた場合、回復の見込みは薄いので素早く徒歩に切り替えるという選択必要になる可能性もあるので冷静に行動を。
 
クルマを乗り捨てる場合は、主要な幹線道路を避け横道に入り、車道の外に駐車できるスペースがあればクルマはそちらに移動しておくのがベター。やむを得ず幹線道路にクルマを残してゆく場合でも、緊急車両の通行の妨げにならないようにエンジンを止めて、サイドブレーキをかけてキーは付けたままにします。
 
ドアの鍵もそのままにしてください。スマートキーの場合はキー本体を車内の分かりやすい場所に残し(他者がクルマを除いた時に動かせるクルマだと分かるように)、緊急用のキー部分を抜いてそちらを持っていきます。
避難や救護のために車両の移動が必要となる場合もあるので、いざという時には誰でもすぐに動かせるようにしておくのです。
 
クルマから離れる際には、貴重品と後日クルマの所有確認などがスムーズに行えるように、連絡先が分るようにメモなどを残しておき、車検証を持って外へ出るようにしましょう。
 
 

一般道や高速道路、今いる場所の状況に合わせて適切な対応をする

では、橋の上を走行中に地震が発生した場合は?どんな橋かにもよりますがその橋が小規模なモノならば、地震により大きく損傷を受けている可能性があります。もう少しで橋を渡り終えるという場合であればスピードを落しつつ渡り切ってから車道の左側に停めましょう。あとは一般道での対応どおりです。渡っている橋が長く、渋滞が起きており渡り終えるまで距離や時間がかかるという場合は左側に停車をして、車道ではなく歩道に出て徒歩で一刻も早く橋の外に避難しまましょう。
 
トンネルの場合も基本は橋と同じです。トンネル内では天井や壁の崩落、火災のリスクがあるので出口が見えていればスピードを落してトンネルを抜けてしまいます。長いトンネルの場合は、左側にクルマを止めて、トンネルの非常口から脱出します。
 
高速道路の場合はゆっくりとスピードを落とし道路の路肩に停車。エンジンを止めハザードランプと停止表示板で後方クルマに知らせます。高速道路では震度4.5以上、都市高速では震度5以上で通行止め、出口が封鎖になるので落ち着いて、ラジオやスマホのニュースで状況を確認しましょう。自分の判断でむやみに行動せず、巡回してきた警察や高速道路会社の指示に沿って避難します。
 
高速道路の安全が確認された場合には、確認できたところからパトカー等が出入口まで誘導してくれるはずなので指示に従ってください。
 
高速道路上からクルマでの避難が難しい、または危険な状態であればパトカーなどから避難の指示がでるのでそれに従いましょう。どの状況でもクルマを置いて避難する場合は一般道の時と同じようにエンジン停止、パーキングブレーキをかけ、ドアロックは解除、キーは置いてゆく。そして避難の際には車検証はもってゆきましょう。
 
PA(パーキングエリア)やSA(サービスエリア)にいる時に地震に遭遇した場合は、揺れがおさまるまで待ち、情報を確認してから警察や高速道路会社の指示に従います。揺れが収まり、高速道路の走行が可能であれば最寄りのICから一般道に出るように指示されるはずなので、あとは一般道の時の対応を同じです。
 
地震に遭遇した場所が自宅から離れていた場合、災害時は各地で混雑が発生して、移動することは困難どころか大変危険な状態になっていることが考えられます。また、むやみな移動は救助や救命活動、救援物資輸送などの応急対策活動の妨げにもなる可能性もあります。まずは「むやみに移動を開始しない」こと。その地域で避難できる場所を探しましょう。家族や自宅の無事を確かめ、状況が落ち着くのを待って帰宅を目指すのが賢明です。
 
大切なクルマを置いて避難することに、不安を覚えることがあるかもしれませんが、大切なのは何よりも自分や家族の命です。そのことを肝に銘じて、いざという時には正しい行動をとってください。