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これがあればワイパーは不要!? 梅雨時の必需品ウインドーコーティング剤

新緑の季節を過ぎ、そろそろ夏の日差しが待ち遠しいなあ~なんて時期になると、そんな浮かれ気分を水をさしてくれる鬱陶しい梅雨が訪れます。雨を嫌がるのは身勝手なことで、梅雨がなければ作物も育ちませんし、夏場に水不足になることも、絶対に必要なものだとは分かっていますが、雨が続けば気分は正直晴れませんよね。気温も暑いのか寒いのか分かりにくくて湿気も不快。なので出かけるのも億劫になりますよね。
 
ちょっとした用事でもついついクルマを出してしまいます。いつもなら自転車や徒歩で出かけている近所のスーパーやレンタルショップでも、濡れるのが嫌だから、とたいした距離でもないのに。自宅に駐車スペースがあれば、それこそドアツードアで傘を差す必要もなくお出かけできるのですからそうなるのも仕方がありません。 
 
でも、雨の季節は特に慎重な運転を心がけなければいけません。路面は滑りやすくなり、歩行者も雨でクルマに対する注意力が散漫になりがち。それに視界が遮られてしまいますからリスクは格段に増します。梅雨の時期のドライバーの備えとして最低限雨から視界を確保する努力は必要でしょう。
 
例えば、ワイパーを新品に交換する、さらにウインドーコーティング剤を使用するなどです。一度使うと手放せなくなるといわれているのがウインドーコーティング剤です。ウインドーに塗るだけで、雨を弾いてくれる手軽で便利で実用的なアイテムは今やドライバーにとってのいわば必需品。でも、手軽がゆえに意外に正しい使い方ができている人が少ないのが現状です。それでいて「いまいち効果がないなぁ…。」なんて本末転倒なことを思っている方はいませんか? そこで、その効果的な使い方できるように、あらためてウインドーコーティング剤はどんなものなのか、また使用する上での注意点や、正しい塗りこみ方などについて調べてみました。
 
 

もともとは戦闘機のキャノピー用 誕生から50年の歴史を持つレイン・X

 
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定番アイテムだけにカー用品店やディスカウントストアに行ってみると実に数多くの商品が並んでいるウインドーコーティング剤。同じブランドの中にも様々なアイテムがあって何を選んでいいか正直迷うほどです。
 
でも、そんな中にあって定番中の定番ともいえるのが、錦之堂の「スーパーレイン・X」シリーズでしょう。同社のサイトを見るとその歴史が簡単に書かれていますが、もともとは米軍の戦闘機の風防(キャノピー)に塗るために、1962年に開発された意外に歴史のあるアイテムだったのだとか。
 
米軍のミルスペック(米軍が物品調達を行う際の要件を定めた規格。要求要件は非常に厳しい。)をクリアしたこのアイテム「レイン・X」はアメリカ国内で評価を高め、クルマのウインドウへの導入はレースの世界、ラリー車からでした。それが市販車にも使用されるようになりました。
 
そして1982年に日本の錦之堂によって日本に導入されました。その時にブランド名はおなじみの「スーパーレイン・X」となったのです。当時はウインドーコーティング剤などとは言われず、確か液体ワイパーと呼ばれていた気がします。
 
はじめは、それまでになかった商品だけに一般の人には中々理解が得られず、受け入れられなかったようです。しかし、カー用品店や、ホームセンターなどでの実演デモ、テレビCMなどによりその優れた性能が広まると一気に定番アイテムとなり、人気商品となりました。やがてソフト99のガラコをはじめとしたライバル商品も続々と登場し、今に至るというわけです。
 
 

シリコン系、フッ素系、ハイブリッド ウインドーコーティング剤の基本

 
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ウインドーコーティング剤は、今やドライバーにとってなくてはならないアイテムといっても過言ではないでしょう。ちなみにウインドーコーティング剤には、大きくわけて2つの種類があるというのをご存知ですか? 一つはシリコン系。もう一つがフッ素系です。
 
それぞれその特長に違いがあります。まずシリコン系は、価格が比較的リーズナブルで施工が簡単なものが多いようです。最新の商品では、施工後の乾燥不要という手間のかからないものもあり、晴れ間の少ない梅雨時の隙間を狙って施工するにも向いています。
 
ただ撥水効果は非常に優れているのですが、コーティング被膜が強くなく耐久性は高くありません。またキチンと施工しないとウインドウに油膜のようなギラつきがおきやすく、ワイパーなどと併用すると撥水部分がムラになりやすいため定期的なメンテナンスが必要です。
 
もう一方のフッ素系のコーティング剤は、シリコン系と比べると比較的価格は高価です。しかし被膜の耐久性が高いというのが大きな特長です。キチンと施工すればワイパーと併用しても半年以上効果が続くというものもあります。
 
撥水性能に関してはシリコン系よりも多少劣るといわれていますが、コーティング被膜は汚れや油にも強くこまめなメンテナンスをしなくとも良いのもメリット。
 
ただし、施工には丁寧な作業が必要で、コーティング被膜を強固にするには施工後12時間~24時間の乾燥が必要とされているので、余裕のあるときに慎重に作業する必要があります。
 
このほかにシリコン系とフッ素系の双方の特長を持つハイブリッド型というのもあります。撥水効果はシリコン並で撥水持続効果はフッ素系並といういいとこ取りのアイテムですが、一般ユーザー向けというよりは、施工業者が使用するプロ用のアイテムなどが多いようです。
 
 

撥水効果や耐久性が変わる!正しいコーティングの方法

 
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 多くのドライバーが一度は使ったことがあると思いますが、果たしてあなたはウインドーコーティング剤を正しく使用できていますか? もしも、「まめに塗ってるのに思った以上に雨弾かないんだよね…」。なんて場合は、おそらくキチンとしたプロセスでコーティンス作業ができていないはずです。梅雨のシーズンをしっかり乗り切るにはしっかりとした作業を行うことが重要です。手を抜けば本来の効果は得られないのです。
 
ウインドーコーティング作業を行う上でまず重要なのはガラスの下地作りです。以前に施工したコーティング剤や、油膜、汚れが残った状態で、その上から再度コーティングを行っても、ちゃんとした撥水効果が得られないばかりかコーティング被膜もすぐにムラになり剥がれてしまうでしょう。中途半端な撥水効果はかえって視界を遮ることになりますの、ここは面倒がらず下地を作ることからはじめます。
 
ということでスタートは洗車から。ここでガラスの汚れをしっかり落としてください。目に見える汚れが落とせたら次に残ったコーティング剤や油膜を除去します。ウインドウ用クリーナーや、ガラスコンパウンドを使い、少量をスポンジに取ったら丁寧にガラス面の隅々までこすり、洗車では落とせない汚れを除去します。
 
全てこすり落としたら水洗いをしてクリーナーやコンパウンドを落とします。この時ガラス面に乗った水分がベターと広がるようであればOK。もし水が弾かれる場合は油膜や古いコーティング被膜が落ちきっていない証拠です。再度作業してください。
 
次に乾いたウエスでしっかりと水分を拭き取ったらしっかりガラス面を乾燥させます。
 
あとは入手したウインドーコーティング剤の使用方法に沿って、ガラス面に手を付かないように気をつけながら丁寧に作業をしてください。シリコン系の場合は施工後数分でOKというものもありますが、しっかり乾燥させ定着させたほうが長持ちします。
 
また、フッ素系の場合は12時間から24時間ほどの硬化時間を置かないと本来の撥水効果や耐久性は得られません。屋外駐車されている方は、翌日の天気をあらかじめチェックしておき、雨が降らないことを確認した上で作業するタイミングを図ったほうがよいでしょう。このように丁寧な作業を行えば卯インゴーコーティング剤が持つ本来の撥水効果が得られるはずです。
 
また、撥水効果をさらに効果を長持ちさせたい場合は、コーティングと合わせてワイパーもウインドーコーティング対応の摩擦抵抗の少ないグラファイトワイパーに好感すると良いでしょう。コーティング剥がれを防げるほか嫌なビビリ音も防止できます。さらに、ウォッシャー液も同様にウインドーコーティング対応のものに変えておくこともオススメです。いろいろと手間はかかりますが雨の日、クルマの視界確保はなによりも重要なこと。万全の体制で長い梅雨を乗り切ってください。