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2年に一度のビッグイベント 東京モーターショー開催!

クルマやバイク好きにとってのビッグイベント『東京モーターショー』が、10月27日から開催されます。テーマは「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」。国内メーカーからは14社15ブランド、海外メーカーからも13社19ブランドが出展予定。筆者は当然会場へ取材に行きますが今からとても楽しみにしています。
 
さほど興味がない人には、「へー、今年やるんだ…。」くらいのものかもしれません。確かに最近は中国の北京や上海のモーターショーの方が規模も大きく世界的にも注目度が高いですし、経済発展が著しいタイのバンコクモーターショーやインドのデリーモーターショーのほうが盛り上がりの面では上とも言われています。
 
でも東京モーターショーはフランクフルトモーターショーやパリサロン、ジュネーヴ・モーターショー、北米国際オートショーと並ぶ世界5大モーターショーの一つ。世界的に注目される自動車会の大イベントなのです。そして自動車大国日本のメーカーが、世界に向けて技術力などをアピールする晴れの場、もう少し興味を持っていただけると筆者としてもうれしいのですが…。
 
とはいえ一度も見たことがなく、実際どんなものなのかよく知らないという方もきっと多いでしょう。そこで東京モーターショーがどのような歴史を持ち、また筆者の経験から過去はどんな様子だったのか、今回のイベントの中身などをご紹介していきましょう。
 
 

公園内での青空開催だった全日本自動車ショウ

 
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(このファイルはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 ライセンスのもとに利用を許諾されています。ファイル名:Mazda t2000.jpg/投稿者:Taisyo)

 
そのはじまりは終戦からわずか9年後の1954年でした。東京の日比谷公園で開催された「第1回全日本自動車ショウ」が今の東京モーターショーの起源です。はじめは屋外会場で行われていたのです。当時出展された自動車は257台。第一回目からずいぶん規模が大きいな、と思うかもしれませんが、そのうち乗用車はたったの17台でした。
 
戦後間もない日本では、庶民に乗用車を買える余裕はなく働くクルマこそが正義。商用車や二輪車が会場の主役でした。展示スペースは今の東京ビッグサイトに比べると1/8以下でとてもこじんまりしたもの。それでも54万7000人もの人が来場したのですから注目度は高かったのです。
 
以後第4回までは日比谷公園で開催されました。しかし1958年の第5回全日本自動車ショウは、日比谷公園の工事のため一時的に後楽園競輪場で開催。そして、第6回目からは東京中央区晴海の国際見本市会場に会場を移しました。この施設は東京ビッグサイトオープンと共に役割を終え今はありません。現在は更地で2020年の東京オリンピック選手村予定地になっています。
 
イベントの名称が「東京モーターショー」となったのは晴海で開催された1964年の第11回目から。以後1973年の第20回目までは毎年開催でした。しかし1974年、オイルショックにより開催が中止に。これ以降から隔年開催となったのです。
 
 

バブル景気で来場者数はピークに!千葉で開催?の東京モーターショー

 
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晴海でのモーターショーは1985年で終了。ちなみその最終年のモーターショーには筆者は足を運んでいました。初のモーターショーでしたが、会場の混雑具合とコンセプトカーのインパクト、そしてコンパニオンの華やかさに圧倒された記憶があります。
 
1987年の第27回から、千葉の幕張メッセ開場を移しました。でも、千葉なのに東京モーターショー?なんてケチをつける人も。まあ某浦安の巨大テーマパークも東京…、ですからいいのでしょう。
 
当時はバブルで景気は右肩上がり、展示まさにバブルで煌びやか。筆者は編集のアルバイトでメディア向けのプレスデー(一般の人は基本的に入れない)に参加しましたが、とにかく写真を撮りまくったものです。
 
そして、当時のプレスデーのメーカーブースはどこもパーティ状態。ビュッフェスタイルで飲み放題、食べ放題で、さらに加えてお土産まで。コンパニオンのコスチュームの露出度が加速したのも確かこの頃からだったと思います。
 
そして1989年、平成元年のバブル景気の真っただ中に第28回東京モーターショーが開催。たっぷりと予算がつぎ込まれたコンセプトカーが会場を飾りました。この年にはマツダのユーノスロードスター(現マツダロードスター)やトヨタセルシオ(現レクサスLS)、日産のR32スカイラインGT-Rなどが登場し、自動車市場は空前の好景気。翌年の1990年には新車登録台数のピークを迎えます。
 
当時の新車登録台数は777万7665台。これがどれくらいすごいのかというと、現在のデータと比較してみましょう。2016年の新車登録台数は497万260台です。さすがバブル!今の1.5倍もクルマが売れていたのです。
 
来場者数のピークは翌々年1991年開催の第29回東京モーターショーでした。なんと201万8500人もの方が来場したのですから大成功です。
 
 

バブルが弾けると入場者数が減少 夢よりも現実的な展示が増加

 
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しかし、バルブがはじけると自動車市場も徐々に景気が悪化、陰りが見えてきました。そしてモーターショーの内容も徐々に現実的なものになっていきます。
 
例えばクルマとあまり関係のないパフォーマンスや芸能人のトークショー、またあまり現実味のない派手なコンセプトカーは減っていきます。逆に増えたのが、環境や経済性を重視した技術の訴求や現実的な試作モデルの展示。そしてレース他、過去の栄光のアピールです。そしてこの頃からコンパニオンのコスチュームにも規制が。ほぼ水着みたいな衣装はやりすぎ!と上品なものへとかわりました。もしかしたらそんなことも来場者数の減少にも影響しているのかも?
 
でも、モーターショーのコンパニオンが上品になった分、逆にカスタマイズカーの祭典、東京オートサロンのほうは過激化の一途。いわゆるカメラ小僧たちも主戦場をオートサロンに移しています。
 
では実際、モーターショーの来場者はどれくらい減ったのか?数字で比較すると、まず2015年の来場者数は81万2500人。対してピーク時1991年はというと201万8500人!比べると半分以下。開催期間が4日少ない(来場者数減少を受けての規模縮小のため)ので、単純比較はできませんが激減は間違いありません。
 
来場者の減少に対処するためか1999年から2005年までは、乗用車&二輪車のモーターショーと、商用車だけのモーターショーが毎年交互に行っていたのですが、それも評判が芳しくなくて終了。以後は従来と同じく乗用車&二輪車&商用車による隔年開催になっています。
 
そして、会場が幕張メッセから東京ビッグサイトへと変わったのが2011年の第42回から。これで正真正銘の東京モーターショーとなって今に至るわけです。そして2017年10月その東京ビッグサイトにて、第45回東京モーターショーが開催となります。
 
 

VRを使った展示や試乗会なども開催 新たにプレビューデー入場券も発売

今回の「第45回東京モーターショー2017」の開催期間は2017年10月27日(金)から(一般公開は10月28日から)11月5日(土)までの10日間です。
 
新たな試みとして一般公開日の前日、10月27日のプレビューデーに入場可能な「プレビューデー入場券」(3500円・オンライン販売)が2万枚限定で発売されます。いち早くかつゆっくりとモーターショーを見てみたいという人には魅力的でしょう。また、自動車ジャーナリストと巡るプレビューデー東京モーターショー参加券付き入場券(150枚限定で4000円・オンライン販売)も発売。こちらもユニークな試みですね。
 
近年東京モーターショーでは、海外メーカーの参加が減ってきていましたが、今回はクルマではボルボ、バイクではハーレーダビッドソンが復帰というのも朗報。注目です。
 
また、注目は自動車メーカーの展示だけではありません。約300人が同時に自動運転やカーシェアリング、パーソナルモビリティなど2020年の東京を360度映像空間で疑似体験できる「インタラクティブ展示」も見どころ。
 
また、話題のVR技術を使用した「VR展示」や、他にもトークイベント、会場内での試乗会などのプログラムも開催されます。会場の展示スペースは新たに東7/8ホールが増設となり、会場の導線の見直しや通路幅の拡張も行われるのでより見やすくなっているとのこと。加えて東西の展示棟間に加えて、臨海副都心エリアも含めたシャトルバス運行され、アクセスも向上しています。
 
チケット前売り券は一般1600円/高校生500円/中学生以下無料。当日券は一般1800円/高校生600円/中学生以下無料。また16時以降に入場できるアフター4入場券(一般900円/高校生300円)も発売。詳しいことは公式サイトをチェックしてください。
 
少しでもクルマやバイクに興味のある方は機会があれば是非一度足を運んでみてください。子供たちが楽しめるブースや展示などもあるので親子で遊びに行っても楽しめるはず。お台場にお出かけのついでに家族をさそってみるというのはいいかもしれませんね。