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新型の移動式小型オービス導入で何が変わる?

皆さんはクルマを運転していて、いわゆるオービスに撮影されてしまったことはありますか?有人式の速度取り締まりであるねずみ捕りではありません。オービスです。
 
筆者は幸運(?)なことに一度もありません。もちろんだからとって、今まで一切違反をしたことがない善良ドライバーというわけでもありません。実際ネズミ捕りには過去につかまってしまったことがありますので。
 
ご存じない方にオービスを説明すると、一般道や高速道路の路上に設置されている「自動速度取締機」のことです。
 
無人でその道路を通過するクルマのスピードを測っていて、速度違反をしているクルマが通過すると、クルマとそのナンバー、ドライバーなどを撮影して、後日取り締まりを行うという取締用の機械です。
 
 

早ければ2~3日で警察から通知書が届く

 
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もし速度超過をしてしまい、オービスを光らせて(撮影されて)しまった場合どうなるのか。その日には何もありませんが、後日ドライバーに、早ければ2~3日通知書が届き、警察に出頭することになります。通知書は遅くとも1~2ヶ月には届くようです。最近はフィルムカメラではなくデジタルカメラが使用されているようなので、以前よりも通知書は早く届くようになっています。
 
そして、出頭すると、撮影された写真と運転者が自分であることやスピードが確認され。内容に不服が無ければ赤キップを切られて略式裁判で罰金となります。
 
だいたい一般道路なら30km/h以上、高速道路なら40km/h以上の大幅な速度超過をしていた場合には一発で免停、さらに10万円以下の罰金となってしまいます。
 
自分の責任とはいえとても厳しいですね。とはいえ安全な運転を心がけ、無謀なスピード違反をしなければ捕まることはまずないはずです。
 
なので、オービスなどには、今までまったく縁がない!という方が、多分(?)ほとんどでしょう。でも、お世話になったことがなくとも、オービス自体は見かけたことが必ずあるはずです。
 
思い出してみてください、道路の脇に設置され路上を走るクルマに向けたレンズが内蔵された機械や、道路をまたがるように設置されたブリッジの上に、四角いハンペンのような(レーダーです)箱が設置された施設など、見たことがありませんか。あれがオービスです。
 
 

従来よりも格段にコンパクト 計測性能もよりハイスペック

 
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とはいえ、ひとことでオービスといっても、レーダー式や、ループコイル式、HシステムオービスにLHシステムなどいろいろなタイプがあるのですが、ここではその細かな違いは説明しません。それについては別に機会に詳細を紹介しましょう。とりあえずは、なんとなくイメージはできたのではないかと思います。
 
オービスは基本、道路の脇などに固定された大掛かりなもの。なので、その設置場所を事前に把握していればそうそう取り締まりにあうことはありません。移動式オービスというのも以前からありましたが、それらは主に車輌に搭載されたもので、取り締まりする場合にもスペースのある道路でないと実施が難しく、過去に取締りがされていた場所も有志によってデータ化されています。ですのて、こちらも固定式同様にそういった位置情報を把握しておけばリスクを避けられます。というかスピード違反しなければいいのですが、それは一旦おいておきます。
 
こういったオービスの位置データは市販のGPSレーダー探知器や、カーナビアプリなどにも収録されており、また日々情報は更新されているので、そういったものを利用していれば頻繁に情報をチェックしておかなくともまず大丈夫なはず。そう、今までは…。
 
実は2016年ごろから、従来のオービスより格段にコンパクトになった、小型の可搬性の高いオービスが導入されたのです。
 
なんと、その小型オービスは、小さいのにたった1機で複数の車線や複数車両を同時に計測して取り締まることが可能な上、歩行者に対して違反車両の接近を知らせるサウンドアラーム機能までもっているというのですから画期的です。そして、そんな高性能な新型の移動式小型オービス導入が、各都道府県でどうやら徐々に進んでいるらしいのです。
 
 

栃木県警が新型の移動式 小型オービス導入を発表

 
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(出典:宇部市公式サイト)

 
つい先日も、こんなニュースが配信されました。それは、栃木県警が2018年度に新型の速度違反自動取り締まり装置(オービス)を導入する方針を固めた、というものです。これが新型の移動式小型オービスのことです。
 
従来の固定式オービスは、設置場所が必要な上コストもかかり、かつ設置場所の情報がすぐにドライバー間に発信されてしまうため、取締りの摘発を免れてしまうケースも多かった、ということで、この新型移動式小型オービスの導入となりました。
 
これなら狭い生活道路などでも簡単に設置できます。人力で簡単に場所も移動できるので、ゾーン30をはじめ、通学路や近隣住民のための生活道路を幹線道路の抜け道として使用するような無謀なドライバーに対しては非常に役に立つはずです。
 
今まで、こういった生活道路は道幅が狭く、取締りをしようとしても車両を止める場所の確保が難しいため、なかなか効果的な取締りができませんでした。でも、この移動式小型オービスなら違反したクルマをそこに止める必要もなく、違反者を後日取り締まることが可能です。
 
また、移動式小型オービスの設置場所の情報が出回っても、簡単に移動できるので完全に把握されることもない。つまりは神出鬼没というわけです。
 
それも取り締まる側としては大きなメリットになるでしょう。また、そういった道路を使用していたふとどきなドライバー間で、この辺一帯の道路では、どうやら移動式小型オービスの取締りがあるらしい…、といった不確定な情報が出回れば、オービスのある特定の道路だけでなく、周辺一帯でスピードを落とす車輌が増える可能性が高い。つまりは一石二鳥というわけです。
 
コストも従来のオービスを設置するよりも安く済むとなれば順次各都道府県に導入されてゆく可能性は非常に高いでしょう。そのことで安全に利用できる道路が増えるということですから、喜ばしいことです。
 
とはいえ、今後はちょっとした油断で、スピード違反の取り締まりにあってしまう可能性があるわけですから、ドライバーとしては一瞬たりとも油断できない(当然のことなのですが)ことになったともいえるわけです。
 
 

レーダー探知器で新型の移動式小型オービスに対応できる?

そんな新型の移動式小型オービス、従来のオービスのように事前に探知はできないのでしょうか?例えばGPSレーダー探知機を使った場合は?それが2017年以前に発売されたモデルの場合は難しいでしょう。でも、実はすでにGPSレーダー探知機をラインナップする各メーカーから、全部ではありませんが、新型小型オービスへの対応をうたった機種がいくつも発表されています。例えばこちらのように。(COMTEC/Yupiteru
 
これら双方とも小型移動オービスのレーダー波の探知に対応しています。またGPSデータとしても過去に取締りがあったポイントが位置情報として収録され、かつ随時、その情報は更新されています。
 
違反をするつもりは無いけれど、移動式小型オービスがどこに設置されているのか事前に知りたいなら、こういったアイテムを導入しておくといいかもしれません。
 
とはいえこういった高性能なGPSレーダー探知機でも、周囲の状況によっては小型移動式オービスのレーダー派をうまく受信できない場合もあります。
 
また、GPSデータもあくまで過去の取締りが行われていた場所の履歴です。なので、そのときはじめて移動式小型オービスが設置された場所の場合は、当然ですがうまく警告できないこともあるでしょう。なので、レーダー探知機を過信するのは危険。あくまで万が一の際の保険的なものを思っておくべきでしょう。
 
そもそも、小型移動式オービスのお世話になるような運転をしなければ何も問題はありません。どんな道路であっても、たとえ空いていて周囲がスピードを出していても、自分はしっかりと安全運転を心がけて、オービスに取り締まられないよう…、ではなく、絶対に事故を起こさないような慎重な運転を行えばいいのです。ただこういった小型移動式オービスというものがあって、すでに導入が進んでいる、ということは知っておいて損はないはずです。