TEL.03-3586-1522info@car-auc.jp

ヘッドライトが黄ばんでいると車検に通らないってホント!?

同じ駐車場に停めてあるご近所さんのクルマ、自分のクルマと年式もそう変わらないはずなのに、なぜか自分のクルマのほうだけずいぶんと古臭くみえる?。なぜなんだろう…。
 
よくよく観察してみると、ヘッドライトのレンズが違っているみたい。自分のクルマのレンズのほうは黄ばんでいる上に透明でなくなんだかくもっていてそのせいでクルマの印象が古臭く見える!でもなんで…?
 
クルマのヘッドライトは人間の顔で言うとちょうど目のようなものです。人間でも目の周りにクマがあったり、充血していたりすると表情がくもって見えたり不健康そうな印象を受けてしまいますよね。それはクルマも同じなのです。ボディがどんなにピカピカでもヘッドライトのレンズが黄ばんでくもっているだけで、どうしても古臭い印象になってしまうのです。
 
逆にクラシックカーでもヘッドライトがキレイだと、コンディションも良く見える物なのです。でも新車のときは自分のクルマも他のクルマと同様に透明で輝いていたはず、なのになんでこんなにも黄ばんで、くもってしまったのでしょうか?
 
 

ガラスからプラスチックへ 素材の変化で黄ばみが起こるように

 
2476813c27d42def76dccad0f07d5448_s
 
昔のヘッドライトはフィラメントとレンズ部分までが一体になった巨大な電球のようなシールドビームが主流でした。ライトが切れるとレンズそのものも新品に変わるのでクラシックカーであってもライトを交換すればレンズはピカピカの新品となったわけです。
 
それが、やがてガラスレンズとフィラメント式バルブが別体となったモノに変わり、ライトが切れてもレンズは交換せず、切れたバルブだけを交換すればよいものになります。これによって規格で決められたレンズをつかわずに済むようになったのでヘッドライトのデザインの自由度も増し、クルマ表情にも変化が生まれました。
 
また、80年代、90年代にはバルブだけをより明るい物に交換したり、発光色をヨーロッパ車のようなイエローにしたりといったドレスアップがはやったこともありましたね。
 
現在は樹脂製(ポリカーボネート)のレンズに、高効率ハロゲンバルブやHID、LEDなどより明るく、効率の良い発光体を組み合わせたライトユニットに進化しています。
 
そんな昔のクルマのレンズと今のクルマのレンズの大きな違いの一つがレンズの素材にあります。ガラスが樹脂に変わっているのです。現在主流の樹脂製のレンズは、ガラスより次のようなメリットがあるからこそ採用されています。
 
まずガラスに比べて樹脂は加工や製造が簡単なため、低コストなうえにデザインの自由度が高いということ。そしてガラスよりももちろん軽いですし、万が一事故などで壊れた場合にも破片で周囲に危険をおよぼすリスクが低いというのが大きなメリットです。
 
逆にデメリットはガラス製に比べて経年や紫外線などによって劣化がおき、黄ばみやくもりが起きてしまうということ。つまりレンズが樹脂化されたことで、レンズの黄ばみが起きるようになってしまったという事なのですね。
 
 

直射日光による紫外線がヘッドライトレンズの劣化を促進する

 
43b175c7f5686e5dc530e586940327fa_s
 
黄ばみ起こす大きな原因とされているのが、太陽の光つまり紫外線です。ヘッドライトレンズに使用されている樹脂はポリカーボネイト。この樹脂は機動隊の盾などにも採用されているくらいですから強度がとても高く、かつ透明度も十分に高いのですが、紫外線と熱にはガラスよりも弱いのです。
 
黄ばみ起こす大きな原因とされているのが、太陽の光つまり紫外線です。ヘッドライトレンズに使用されている樹脂はポリカーボネイト。この樹脂は機動隊の盾などにも採用されているくらいですから強度がとても高く、かつ透明度も十分に高いのですが、紫外線と熱にはガラスよりも弱いのです。
 
そのため屋外の駐車場で日中直射日光を受けるスペースに停めてある場合、経年によって劣化が進み、黄ばみやくもりが生じてしまうのです。
 
同じ駐車場であっても、直射日光が当たる場所と、常に日陰になる場所では紫外線を受けるペースに差ができ、その劣化のスピードが変わるので結果的に同じような年式のクルマでも、あちらはまだ透明なのに、こちらのレンズはすっかり黄ばんでしまっている、ということが起きるのです。
 
また、中途半端に直射日光が当たる駐車環境だと、右のレンズは透明なのに、左のレンズだけ黄ばんでいる、なんてみっともない姿になることもあります。もともと新車の時にはヘッドライトのレンズには紫外線や熱から樹脂を守る特殊なコーティングが施されています。だから簡単には劣化しないはずなのですが、経年によるコーティングへのダメージや、洗車などでレンズが磨かれこすられ続けることがでダメージ蓄積します。
 
また、表面にボディ用のワックスが付着して、それがライトの熱で焼きつくなどして、さらにそこに酸性雨が降りかかると、徐々にそのコーティングも剥がされてゆき表面を保護する機能が失われてしまうのです。雨を防ぐ屋根のない露天の駐車場で、直射日光が常に照り続けるような悪い保管環境では、わずか3~4年でレンズが黄ばんでしまうことがあるのだとか。
 
 

平成27年9月から厳しくなった車検 黄ばんだレンズが原因で車検に通らない?

 
5a67b0da73a929b90bbe447cf261ce05_s
 
ヘッドライトが黄ばんでくもっていると光量が落ちるので運転に支障をきたすこともあるでしょう。また、車検に関しても注意が必要です。実は平成27年9月から車検におけるヘッドライトの検査基準が変わっているのです。それ以前の検査ではヘッドライトはハイビームのみのチェックでOKとなっていたのですが、新基準ではロービームの検査に正式に切り替わりました。
 
そのことによって従来問題なかったヘッドライトでも新たな基準による検査ではヘッドライト(ロービームの)照射範囲が、検査をクリアできないというケースが起きているのだとか。その場合はライトの光軸調整などを行うことでクリアできる場合もあるのですが、レンズの黄ばみやくもりが原因で光量が足りなくなっていた場合は、そのままでは車検に通らないというケースもすでに出てきているようですので注意が必要です。
 
 

黄ばんでくもったレンズは新品に交換すればいいの?

透明度が失われているレンズをどうすればいいのか、最も簡単な対処方法としては、レンズユニットごと新品に変えてしまうという事です。黄ばみやくもりは完全に解消されますし、車検にも問題なく通るでしょう。
 
でも、ヘッドライトユニットの交換は決して安くはありません。新品であれば片側だけで3万円~5万円、凝ったデザインのものや高級車のパーツならもっと高い場合も珍しくありません。ならば中古パーツは?解体屋や中古パーツサイトなどから同じクルマの中古レンズユニットを購入するというのも一つの手でしょう。それならうまくいけば数千円~購入できるかも。
 
ただし、コンディションの補償はありません。ネットにアップされた写真では実物よりもきれいに見えることが多いです。それを信じてせっかく購入したのに同じように黄ばんでいたとあっては全くの無駄骨。実店舗で購入した場合なら返品ができるかもしれませんが、ネットオークションなどで落札した場合、パーツのコンディションは万全とは限らないので、自信がない人は新品を選んだ方が無難ですね。
 
また、このパーツ代に加えて。ディーラーや修理工場に交換を頼めば当然工賃も請求されます。中古のパーツを使ったとしても、トータルでは相当な出費となることは覚悟しましょう。
 
 

くもったレンズを磨くという選択もアリ!

 
ac4e633654876880b0f52f39365db2a3_s
 
レンズの奥のバルブが見えないくらいに曇ってしまっているのでなければ、レンズ表面を磨くことで透明度を取り戻すということも可能です。大手のカー用品店では黄ばんだレンズを磨いてくれるサービスを提供しています。
 
より深いダメージでも研磨で対応してくれる磨きのプロショップなどもありますので、興味のある方は検索してみてください。
 
また、お手軽な対処方法としては自分で磨いてしまうという事も可能です。市販の商品にもこういったものが売られています。
 
専用のこういったアイテムや、コンパウンドなどを使いレンズ表面のくもった部分を削り取って透明度を取り戻すのです。時間や手間はかかりますし、仕上がりもプロには及ばないかもしれませんがライトユニット丸ごと交換するよりも費用は節約可能です。
 
注意点は、レンズ表面に塗布されていた紫外線などからレンズの劣化を防ぐコーティングもはがしてしまうことになるので、磨いた後には、必ず専用のコーティング剤で表面を保護しましょう。例えばこういったものです。
 
また、いくらコーティングを施したといっても、一度削ってしまったレンズの表面の劣化のリスクは高まります。できれば定期的に、レンズへのコーティングを塗布して黄ばみやくもりを防ぐのが良いでしょう。
 
万全を期すなら面倒でも普段からボディカバーをかける習慣をつけるのもオススメです。カバーをつければヘッドライトだけでなくボディへのダメージ保護にもなりますので、検討してみてはいかがでしょう。