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どう取る?どう防ぐ?フロントウインドウのくもり

寒さも徐々にゆるみはじめ、冬から春へと季節が移り変わりゆく頃は天候が変わりやすく予測が難しいものです。例えば午前中は暖かな日差しがあっても、午後になり急に気温が下がりだし陰ってきた、と思ったらいきなりにわか雨にみまわれる…。なんてことも珍しくありません。春はなんとなく穏やかな天気なような気がするのですが、実は意外にぐずつきやすく、にわか雨や突然の豪雨なども多いものなのです。
 
ちょうど春本番に向かう3月から4月にかけては、日本の上空に移動性高気圧と低気圧が交互に訪れるために、それが原因で天候も崩れやすいのだとか。そして、この時期に局地的に降るそんな雨をいわゆる春雨(はるさめ)というのだそうです。
 
そんな春の雨は、桜などの花の芽を育てくれ、草木や作物を潤してくれるのですから、芽吹きの季節にはなくてはならないもの。それに花粉症患者にとっても、一時的ですが湿度が上がって呼吸が楽になるのでありがたかったりもします。
 
でも、そんな恵みの雨もドライバー目線でみればやっぱり面倒なもの。車中にいればもちろん雨に濡れることはありませんが、乗り降りや荷物の積み下ろしの際には雨を避けるのは大変ですし、路面が濡れればタイヤのグリップが落ちて制動距離も伸びます。
 
それに一番やっかいなのは雨で視界が遮られること。雨が直接視界を遮るというだけでなく、また雨が降り出すことで、湿度や気温の急激に変化がおこりフロントウインドウがくもってしまうのも非常にやっかいなのです。一度くもり出すと思った以上に手強いそんなフロントウインドウのくもり、どうすれば効率よく取ることができるのでしょうか? また、防ぐ方法はないのでしょうか?
 
 

フロントウインドウはなぜくもるのか? その理由とは

 
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ウインドウのくもりとはなんなのか? 簡単に言ってしまうと、家のガラス窓などにもおきるあの結露と同じものです。冬、暖房が効いた部屋で起こるあの結露ですね。ではなぜそれまでくもっていなかったウインドウの内側が、雨が降り出したと同時に急激に結露が起こすのでしょうか? その理由を簡単に説明しましょう。
 
まず、クルマのフロントウインドウのガラスというのは車外と車内の空気の境目にあるものですね。そしてそのクルマの外側、外気の触れているほうで雨が降りだしたとします。すると急激に周囲の外気温が下がり、フロントガラスもその冷えた空気と雨によってどんどん冷やされていきます。
 
たいして車内に面した側は、密閉されているので雨が降り出しても室温は急激には下がりません。場合によってはエアコンやヒーターによってより暖かい状態が保たれているでしょう。フロントウインドウを境に、外と中の温度差が一気に大きくなってしまいます。
 
加えて、雨と乗員の呼気によって車内の湿度も雨が降る前よりもさらに高い状態になっているはず。温度が高い状態では、空気はたくさんの水蒸気を含むことができますが、温度が下がると、含んでいた水蒸気は水分に変わってしまいます。
 
そんな状態で温度と湿度の高い車内側の空気が、冷えたフロントウインドウの内側にぶつかると、そこで空気の温度が急激に下がり、空気中に含まれていた水蒸気が水滴となりウインドウの内側に付着、結露となってしまうというわけです。これがくもりの原因です。
 
 

フロントウインドウのくもりが原因で重大な事故が起きた事例も!

 
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先日こんなニュースがネットで配信されました。
 
この事故により、自動車運転処罰法違反の容疑で現行犯逮捕された会社員の男は、警察の調べに対して「フロントガラスがくもり、前がよく見えなかった」と供述しています。
 
つまりフロントウインドウがくもり視界を遮られたため、(わずかに見える隙間から前を見ていたそうです。)運転操作を誤って小学生の列に突っ込んでしまったということですね。このような事故はこの事例以外にも、全国で起きているようです。
 
こういった事故はドライバー側の完全な過失であり、フロントガラスのくもりを取る方法を知り、それを実行していれば防げた事故です。自分自身がこのような事故の加害者にならない用にくもりの対策、また、ウインドウのくもった際の正しい対処法をこの際キチンと知っておくべきでしょう。
 
 

ウインドウ内側の汚れが窓のくもりを誘発する

 
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くもりやすくなる理由の一つがウインドウの内側の汚れです。たばこのヤニや汚れがウインドウの内側に付着していると、それを足掛かりにしてより微細な結露が発生しやすくなり、くもりがひどくなってしまうのです。普段の洗車でフロントウインドウの内側のケア、キチンとしていますか? ウインドウの外側は定期的に掃除している人でも、ガラスの内側は作業がしづらい上に雨やホコリなどで汚れることが少ないので、後回しになっていることも多いはず。一度その目で確認してみてください。意外に汚れているのではないでしょうか。まずは忘れずにしっかりと掃除をしておきましょう。
 
そのケアの方法ですが。基本は外側の掃除と同じです。まずはクルマ用のガラスクリーナーなどを使い汚れやヤニを拭き取ります。たばこのヤニなど油性の汚れはしつこい上にキチンと取り除かないとガラス表面に残って、後のちギラツキの原因になります。手を抜かずに徹底して行いましょう。
 
拭き取りには、清潔でケバ立ちの少ないウエスを使ってください。使い古しのタオルなどの細かな繊維が残ってしまうとそれがくもりの原因になってしまいます ので気を付けてください。
 
また家庭用のガラスクリーナーを使うと、しっかり拭き取ったつもりでもクリーナーの油分が残ってしまうことがあるので、クルマ用の専用品を使った方がいいでしょう。拭き取りをする際にはダッシュボードとウインドウの境目には手が届きにくいですが、割りばしなどにウエスをまきつけて拭き取るか、または、最近はこのようなアイテムもあります。
 
ガラスの大きなミニバン向けに専用のウインドウ拭き取りグリップです。こういったものを使用すれば隅々までスムーズに掃除ができるはずです。このようにケアを行い、かつエアコンを適切に使用していれば、ウインドウは簡単にくもることはないでしょう。
 
 

走行中にくもった場合にはデフロスターでくもりを取ろう

 
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まだ気温の低い早朝、駐車場を出た直後など、普段ウインドウの内側を掃除していて、なおかつエアコンを使用していても走行中にくもりはじめてしまうことがあるかもしれません。その場合には、デフロスターを使用してください。さすがにデフロスターって何?という人はいませんよね。まさかとは思いますが、念のためにデフロスターについて簡単に説明しておきましょう。
 
デフロスターとはウインドウガラスのくもりや霜を温風で除去する装置のことです。エアコンのスイッチパネルの中に、扇形の枠に三本の波線が描かれたアイコンがありませんか? それがデフロスターのスイッチです。ちなみに四角に波線はデフォッガーです。こちらもくもり取り機能のボタンですが後程説明します。
 
このデフロスターのアイコンが示すボタンやレバーを操作すると、ダッシュボード上に設けられた送風口からフロントウインドウ向けて乾いた温風を吹き付けられ、くもりを取ったり氷や霜を融かしてくれるのです。
 
注意することはデフロスターを使用する際には必ず外気導入にするということ。湿度の高い内気ではなく、湿度の低い外気を導入することで効率よくくもりを取るためです。さらに風量も最大にしてください。
 
オートエアコンの場合はデフロスタースイッチをONにするだけで自動的に外気導入に切り替わり、風量も最大となるものもあります。そういったものであればデフロスターのON以外、特に特別な操作は不要です。
 
さらにリアウインドウのくもりには、デフロスターだけでなく、前述したリアデフォッガーを使用します。こちらはエアコンの機能ではなくガラスにプリントされた電熱線を利用したくもり取り装置です。
 
使い方はエアコン操作パネルにある専用のボタンを押すだけ。電熱線が徐々に温まると、くもりが少しずつ取り除かれていきます。温まるまで数分間掛かりますので、少しでもくもりはじめたら積極的に使用してください。最近のクルマならくもりが取れると自動的にスイッチを切れるものもありますが、そうでないものの場合、電熱線は予想以上にバッテリーを消費しますので、くもりがとれたならすぐにスイッチを切りましょう。
 
もしもエアコンやデフロスターを使用してもくもりがとれない場合は、クルマを停め、雨であれば雨の吹き込まない場所を選んで窓を開けて、空気の入れかえてみてください。車内と車外の気温差が小さくなればくもりが取れるはずです。
 
ウインドウのくもりは前述のように事故などトラブルの要因にもなりえるやっかいもの。でも、ウインドウの掃除や適切なデフロスターの使用など、適切な対処を怠らなければ大きな問題にならないでしょう。掃除を怠らず、クルマのくもりとり機能を有効に活用して、安全運転を心がけてください。