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ピンチ!スターターが回らない バッテリーが上がった?

世界的にも日本車の信頼性はトップレベルと評価されています。消耗品の交換を定期的に行い、基本的な整備さえ怠らなければ何十万キロ走ってもよほどのことがない限りトラブルは起こさない。それは実際に日本車(国産車)を一番よく知っている日本人こそよく理解していることですよね。
 
しかし、だからといってクルマはあくまで機械です、乗りっぱなしで点検もせず、メンテナンスも行わなければもちろんトラブルは起こりえます
 
例えばもっとも初歩的なトラブルがバッテリー上がりです。重大なトラブルとはいえませんが、ドライブ先でそんな事態になれば物理的にも、精神的にも結構なダメージとなるでしょう。ついつい見逃しがちなポイントでもあり、ドライバーなら誰もが一度くらいは経験したことがあるのではないでしょうか?
 
 

バッテリートラブルはロードサービス 出動ランキング第一位!

 
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実際クルマに関するトラブルの中でも、特に件数が多いのがこのバッテリーの過放電です。いわゆるバッテリー上がりというやつで、JAF発表による平成27年度のロードサービス出動原因のランキングをみても、やはり1位となっています。バッテリーは消耗品ですし、使っても使っていなくとも経年で劣化は進みます。以前ならフルサービスのガソリンスタンドなどで、勝手に点検してくれましたが、今はほとんどがセルフのガソリンスタンドなのでそんな機会も減りました。自分でチェックする習慣をつけておくべきなのでしょう。
 
バッテリーの点検は、液量と比重を調べるのですが、簡単にできるのは目視での液量の確認です。バッテリーの側面などをみて液面が上限と下限のラインの間にあるか確認します。不足しているようならバッテリー液の補充が必要です。バッテリー液の比重や電圧のチェックも行えば万全ですが、比重計や電圧計を持っているという方は多くはないでしょう。気になるようならフルサービスのガソリンスタンドやディーラーなどでチェックしてもらってください。
 
点検が面倒だなという場合は、こんなオプション機能に対応したカーバッテリーというのも発売されています。それがこちら
 
高精度にバッテリーの劣化を診断して、交換時期を教えてくれるというものです。こういったバッテリーを導入してみるのもいいかもしれません。普段から充分に注意しておけばバッテリートラブルは防げるものですが、それでもちょっとした気の緩みで誰にでも起こり得る事、では、バッテリー上がりの原因にはどんなことがあるのでしょうか?
 
 

バッテリーはなぜあがってしまうのか?

 
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バッテリー上がりは、オルタネーター(発電機)の故障が原因という場合もまれにありますが、その原因のほとんどはドライバーの不注意です。駐車中のヘッドライトやハザードランプの消し忘れに、アイドリング状態でエアコンや電装品を使い続けてしまったなど、また、真夏の夜間、渋滞にはまった上、雨が降り出してしまったなど最悪のシチュエーションに遭遇してしまった場合には不可抗力でバッテリーが上がってしまうこともあるでしょう。エアコンにヘッドライト、ワイパーにカーナビ、オーディオなど電装品の負荷が急激に上がる上に、走行での充電が不十分、オルタネーターの発電する電力に対して使用量が上回ってバッテリー上がりが起こってしまうのです。但し、これもバッテリーのコンディションが万全であれば、簡単にはそうならないでしょう。
 
長期間クルマを使わないでいたことで、その期間にバッテリーが少しずつ自然放電し、上がってしまうということもあります。特に盗難防止装置を取り付けている場合は、エンジンを切っても常にセンサーなどの装置には電流が流れています。その上強風やいたずらに反応して警報が鳴ることがたびたびあれば、それだけ電気の使用量が無駄に増え、結果バッテリー上がってしまうことも。
 
筆者は実際いたずらが原因で警報を無駄に鳴らされてバッテリーが上がってしまったことがありました。クルマが始動できなくて困っただけでなく、駐車場の近くに住む住民の方から、夜中うるさかったよ! とクレームをうけてしまいました。大変申し訳なかったです。同じようにセキュリティ装置を導入している方はこまめな点検と、定期的な補充電を心がけましょう。
 
とにかくバッテリーの過放電は、バッテリーに充電されている(されていた)蓄電量を使い切ってしまうか、オルタネーターの発電量を上回って電気を使用し続ければバッテリーの充電は尽きてしまうという簡単な理屈。ちなみにバッテリーは3年が交換サイクルといわれています。バッテリー上がりが心配ならば、それを目安に早めに交換するのが良いでしょう。
 
 

会員なら迷わずJAFを呼ぶ 救援車がいれば自力で始動も可能

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では、もしバッテリー上がりとなってしまった場合、どうすればいいでしょうか? 一番簡単なのはJAFなどの専門業者に救助を頼むことです。料金は1万3,000円~15,000円ほど。それなりにかかってしまいますが、JAFの会員であれば無料です。また、最近は自動車保険に無料のロードサービスがついている場合も多いので、そちらを利用するのもいいでしょう。
 
交通量が多かったり、バッテリー上がりを起こした場所が山奥だったりした場合には、救助車が到着するまで時間がかかってしまうこともありますが、オルタネーターの故障など重大なトラブルであった場合にも対処を任せられるのもメリットです。
 
ロードサービスを呼ばず自力でなんとかするという選択肢もあります。周囲に電気を分けてくれるクルマがいて、なおかつブースターケーブルと呼ばれるコードを手元にある場合です。いわゆる「ジャンピングスタート」によってエンジンを始動するのです。
 
やり方はこう。まず、電気を供給してくれる相手のクルマのエンジンを止め、バッテリーにブースターケーブルをつなげます。コードは赤と黒の2色に分かれていますが赤い方をプラス、黒い方をマイナスに接続すると覚えておいてください。
 
バッテリー端子につなぐ手順にも注意が必要です。まずは要救助車(バッテリーが上がったクルマ)のプラス端子に赤いケーブルをつなぎます。次に救援してくれるクルマのプラス端子にその赤いケーブルのもう一端をつなぎます。さらに次は救援車のマイナスに黒いケーブルをつなぎ、そのもう一端を要救助車のアースとなっているエンジンなど金属部分につなぎます。金属部につなぐことができない場合はバッテリーのマイナス端子につなぐのですが、その際はスパークの火花が出ることがありますので十分注意してください。
 
つながったことを確認したら、相手のクルマのエンジンをかけ、アクセルを踏んでエンジンの回転を少し高く保ちます。要救助車側はエンジンがかかったことを確認したのち、自分のクルマのエンジンを始動します。エンジンがかかったら、つないでいたケーブルを逆の順番ではずしてゆきます。エンジンがかかったからといって要救助車側はエンジンをすぐに止めることはせず、電装品類はなるべく使用しないようにして30分~1時間ほど走行し充電をしましょう。アイドリングでは十分な充電はできないので、走行するのがベターです。
 
また、とりあえずエンジンが始動できたからと言ってそのままにしておくことはオススメできません。一度上がってしまったバッテリーはダメージを受けている可能性もあります。またバッテリー上がりの原因がオルタネーターの故障などの可能性もあるので、一度ディーラーや整備工場などで点検を受けるのが良いでしょう。
 
なおガソリン車ではなく、ハイブリッドカーの補機用バッテリーが上がってしまった場合はどうすればいいのでしょうか。この場合もシステムの起動ができなくなりクルマを走らせることができません。
 
でも実はガソリン車と同じように、ハイブリッドカーでもジャンピングしてもらうことは可能なのです。トヨタ車であれば、救護用の端子がボンネットの中に設置されていますのでそちらの端子に救援車のバッテリーを接続することでジャンピングスタートが可能です。場所は車種によって違っているので説明書などで確認してください。ただし、救護用の端子はあくまで救護されるときにしか使えません。ハイブリッドカーは救援車にはなれないので注意が必要です。