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スマホのカーナビアプリvsとカーナビ専用機

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スマホとアプリがあれば、カーナビなんてもういらない!?

 
「わざわざ高いカーナビを購入しなくても、スマホがあればもうカーナビなんていらないでしょう!」
 スマホの普及と、スマホ用の地図やナビアプリの進化によって、そんなことが言われるようになってしばらくたちました。では実際のところカーナビの売り上げはそのせいで落ちているのでしょうか? JEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)の発表(http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2016/index2.htm)を見てみると、2016年4月から10月までのカーナビ出荷台数は、前年度比で111.8%とのこと。数年前まで主流であった高性能なHDDナビの販売比率こそ落ちていますが、カーナビの台数としてはむしろ増えているようです。車載専用のカーナビと、スマホのナビアプリの立場が完全に逆転ということには今のところはなっていないようですね。

 

 

情報検索性やコスト、使いやすさ、カーナビの優位性はもうない?

 
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とはいえスマホのナビアプリ、そしてその情報の充実度やサービスの進化のスピードには目を見張るものがあります。スマホ使っていれば自然と地図アプリは使用するでしょうし、なじみがある分その便利さ、情報の充実度、操作性の高さは時間されているはず。標準の地図アプリでも十分カーナビの代わりになりますが、カーナビとして開発された専用のアプリを使えば、ルート案内や渋滞回避などその機能性も車載カーナビと遜色のないほどの機能が利用できます。
 
それになりよりコストが格安。スマホがすでにあるというのがもちろん前提ですが、すでに持っているならそれにアプリを追加するだけですから別途カーナビを購入するのに比べたら格段にお得です。無料のものもありますし、数百円~年間数千円程度と負担はとても小さくて済みます。クルマを使用するのが週に一度程度という方ならば負担も少ない方がうれしいでしょう。スマホのアプリで十分だと考えるのも当然だと思います。

 
では、本当にカーナビは不要なのでしょうか? 目的地を探してルートを案内するという点では専用のカーナビも、スマホのナビアプリも確かに同じでほぼ差はありません。リアルタイムに最新の情報を検索できるという点ではスマホのほうがむしろ優れています。

 
カーナビにもスマホとリンクして最新情報が入手、検索できるというものがありますが、これってよく考えるとわざわざナビ側で検索しなくても良いですよね。スマホで検索してナビで情報を利用したければ地点データを打ち込めばいいだけです。
 
スマホナビの欠点として、以前は通信環境がないと地図がダウンロードできないので、スマホではナビ機能が利用できなくなるといったことがありましたが、最近はスマホにデータをあらかじめダウンロードしておくオフライン型やハイブリッド型などの通信環境が無い場所で利用できるナビアプリがありますので、その欠点も解消されています。

 
渋滞への対応力に関してもGoogleやYahooのアプリでは専用カーナビに匹敵というかそれ以上の情報が利用できます。となると専用カーナビの優位性は、うーんなかなか厳しいものがあります。ということはやっぱり専用ナビはもう不要?

 
 

カーナビならではの強さは、車載専用であるということ

 
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でも実はカーナビの一番のポイントともいうべき、自車位置の測位精度に関しては専用カーナビのほうが圧倒的に優秀なのです。例えばスマホのアプリを使い街中で道を調べようとした時、画面を見ると実際の場所よりも表示の位置がズレていた、という経験はありませんか? GPSに加えてWiFiなども位置検索に利用しているのでスマホの精度も以前より向上しているのは間違いありませんが、それでも完璧ではありません。
 
カーナビとして使用する場合、そのわずかなズレでもルートを外れてしまうことがあるのです。その点専用のカーナビ、いわゆる据え置き型であればGPS情報に加えて本体に内蔵されたジャイロセンサーや、クルマから取り出した車速パルス信号を使いより正確に自社位置を検知しています。なので、その精度はスマホに比べて圧倒的に高いのです。
 
また操作性に関しても、スマホは手元に本体を持ち操作することが基本なので、ダッシュボードなどに設置してしまうと思いのほか操作がしづらい(運転中の操作は厳禁です。)ものです。Yahooではナビのための専用スマホリモコンも用意していますが、はじめから据え置き型としてデザインされた専用カーナビの方がクルマの中で操作するという点では優れています。
 
 

夏の車内、エアコン使用でも、ダッシュボード上は60度オーバー!?

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さらに、気を付けなくてはいけないのが熱の問題。スマホが熱で勝手にシャットダウンした、熱でバッテリーが膨張してしまった、さらには発火したなどニュースで目にしたことはありませんか? スマホに大敵なのが熱なのです。あの小さなボディに高性能なCPUに驚くほどの高機能と、大容量の電池を搭載している上、防水機能まで持っていれば熱がこもるのは当然です。そのスマホを夏場クルマのダッシュボードに置いておけば熱で暴走する程度ならばまだしも、ニュースで見るように発火などということも最悪あり得るかもしれません。
 
ちなみに筆者は以前スマホのナビ機能をテストする為に、ダッシュボード上に自分のスマホをマウントしてナビとして使用しながらしばらく走ってみたことがあります。道案内や、ルート探索はなるほど専用のカーナビにも遜色がないのだなと感心したのですが、一時間もたたないうちに熱が原因と思われるシャットダウンと、バッテリーの急激な減少に見舞われた、という経験があります。もちろんそれは真夏のことでした。2年程前のことですが暑さに対してスマホは思った以上に弱いのだということを実感しました。
 
では夏場の車内の温度はどれくらいまで上がるのでしょうか? これに関してはJAFが実験を行いそのデータをネット上で公表しています。それによると晴れた夏の日に35度の外気温の中、屋外にクルマを放置すると車内で50度以上、ダッシュボードでは最大で79度にも上昇するとのこと。命の危険にかかわる温度です。
 
もちろん走行中はエアコンもかけているでしょうが、これに関してもデータがあり、直射日光下では例えエアコンを使用していてもダッシュボードは最大61度まで上昇したとのこと。ここにスマホを置いておけば何かしら問題が起きるのも無理はありませんね。その点専用のカーナビは車載用としてあらかじめ設計されています。ですから熱の影響ももちろん考慮されています。真夏であってもトラブルが起きるといった可能性はほぼありません。
 
今や個人のあらゆる情報がスマホに集約しているはず、そんな大切なスマホになにかトラブルがあったら大変ですよね。そう考えると、カーナビは専用のものを使い、スマホはスマホで、トラブルがあった場合のサブのナビとしておくのがベストなのではないでしょうか。