TEL.03-3586-1522info@car-auc.jp

スペアタイヤっているの?それとも、もういらないモノなの?

あなたは最近自分のクルマのタイヤを交換した 記憶はありますか?パンクなどのトラブルの時や夏タイヤからスタッドレスへの交換時期など、クルマを所有していればタイヤを交換するべきタイミングというのが、ありますよね。そんな時の作業って実際のところ自分自身で行っているでしょうか。
 
「まったくそんな記憶はない! というか、そもそもクルマを所有してから今まで一度もタイヤを自分で交換したことがない!」という方も、もしかしたら珍しくないのかもしれません。確かにタイヤ交換は面倒な作業ですし工具も必要。だったらディーラーやカーショップに任せてしまえばいい、それも間違いではありません。
 
では、質問を変えて、自分が乗っているクルマのスペアタイヤの位置はキチン把握していますか? というか、そもそもあなたのクルマにはスペアタイヤは積まれているでしょうか? いないでしょうか?
 
「スペアタイヤって確か搭載していなくては車検に通らないからどこかに積んでいるはず。」と思っているかもしれませんが、実は現在はスペアタイヤの搭載義務はないのです。以外に知らない方が多いのではないででしょうか。
 
 

スペアタイヤの搭載はすでに義務ではなくなっていた

 
93afefc84893c194a01092d8e79b9c01_s
 
スペアタイヤの装備は車検でも義務化でなくなり、実は最近のクルマにはスペアタイヤが積まれていないのが当たり前になっています。高級車ならランフラットタイヤ(パンクなどで空気圧がゼロになっても決められた速度である程度の距離を走行可能なタイヤのこと。)を装着している場合もありますし、一般的なクルマであればかわりに応急用のパンク修理キットが装備されていることが多いようです。
 
なぜスペアタイヤをつまないようになったのか? その理由は、まずスペースや車重の問題です。スペアタイヤはパンクなどが起きない限り出番はありません。つまり、パンクがなければ使われないままクルマと共に廃棄されてしまうものなのです。
 
安全性を確保したまま、燃費や車内スペースをぎりぎりいっぱい稼ぎたい今の自動車メーカーとしては、スペアタイヤは重量もあり、スペースも取る無駄な装備ともいえるわけです。それをはぶけば軽量化ができる上、またトランクのスペースを別のこと例えばハイブリッドカーのバッテリーなどのスペースに活かすことが可能になります。
 
また、ほとんどが破棄されてしまうモノと考えれば、はじめからなくすことで結果的に廃棄物を減らすということにもなるでしょう。今の道路状況であればパンクがおきる確率は低く心配はいらない。ならばスペアタイヤはほとんど使われないし、ジャマだからなくした方が合理的、という事なのですね。
 
それに現在はタイヤの交換がそもそもできない、自分でやろうとするドライバーが非常に少数ということもあります。なぜならJAFや自動車保険のサービスが充実していて、24時間ロードサービスを受けられる今、わざわざ自分でやる必要がないからです。パンク修理剤を使った応急処置さえJAFのロードサービスメニューにあるくらいですから自分の手を汚さず頼めるものは頼んでしまえ、と考えるのが今の流れなのかもしれません。
 
 

それでもパンクは起きる 起きた時にはどうすればいいのか

 
shutterstock_160735976
 
しかし実際のところ本当に、パンクのトラブルはもう心配しなくても大丈夫なのでしょうか? 本当に…?
 
筆者の経験ですが、つい数年前のことです。新車を購入後まだ800kmほどしか走っていない時に、たまたま路上に落ちていた結構な大きさの金属片を踏んでしまい800kmほどしか走行していないタイヤをなんとパンクさせてしまいました。修理が可能か確かめましたが、結局タイヤのダメージが大きく修理ができないということで、泣く泣くタイヤ交換となり結構な出費となりました。
 
どんなに整備された道路であって、またどれだけ気を付けていたところで、このようにパンクにみまわれてしまうことがまれにはあるのです。この時は一般道だったので危険な思いをしなくて済みましたが、これが高速道路だったとしたらと思うとゾっとしますよね。
 
以前のようにガソリンスタンドに立ち寄るたびにスタッフが(サービスとして)勝手にタイヤの空気圧や、トレッドの異物のチェックしてくれていた時代ならまだしも、最近はスタッフが給油等をしてくれる、フルサービスのガソリンスタンドが減少し、変わりにセルフ式ガソリンスタンドが増加してそんな機会が減ってしまいました。
 
結果以前よりも、タイヤのコンディションをキチンとチェックされていないまま公道を走っている方も増えているのです。例えば空気抜けているのに気が付いていなかったり、トレッドに異物が刺さったまま気づかずに走っていたり、スリップサインが出てまま、交換せずにいたりなど。そのため、タイヤのパンクトラブルは、以前より減るどころか逆に増えている、というこんなデータもありますから気を付けてください。
 
では、いざ、自分のクルマがパンクしてしまった場合あなたはどうしますか。タイヤ交換ができなくともパンク修理剤なら難しいことはありません。少なくとも最低限の対処はできるようにしておいた方がいいのではないでしょうか。
 
 

自分でパンクに気付いたらまずやるべきこととは

 
shutterstock_130196291
 
まず基本として把握しておくことがあります。それは自分のクルマの通常の状態です。徐々に空気が抜けてゆくような分かりにくいパンクの場合、正常な状態を把握していないとなかなかそのことには気付けません。そんな状態で高速道路を走行すれば最悪バーストして大事故につながることもあるのです。そうならないようまずは正常な状態を知っておいてください。
 
もし一般道でパンクに気が付いた時には、バーストでない限り数百メートルは走行できるはずなので安全な場所までクルマを移動します。そしてどのタイヤのどの場所がダメージを受けているのか状態をチェックします。タイヤのサイドウォール(サイズやブランド名が書かれた横の部分)にダメージがあったり、ホイールが破損していた場合などはその場で対処することは困難。なので素直にロードサービスを頼みましょう。
 
また、タイヤが2本以上パンクしていた場合も、パンク修理剤は1本分の容量しかはいっていないので、同じくロードサービスですね。
 
ちなみにパンク応急剤には有効期限があります。製品によりますが2年~6年ほど。車検ごとに交換するくらいのつもりでいた方が良いでしょう。
 
タイヤにクギやネジが刺さっている場合は抜かずに応急処置をしてください。タイヤ修理剤の説明書をよく読み、正しい手順で作業をします。修理後は急ブレーキや急ハンドルは極力避けて、できる限り早くディーラーや自動車修理工場、またはフルサービスのガソリンスタンドに赴きタイヤの修理をしてもらいましょう。
 
 

高速道路上でパンクしてしまった さあどうするべきか

 
7c8fd0ac5680ee025e7164c9114dca79_s
 
高速道路でパンクに気が付いた場合は、まずクルマのハザードランプを点滅させ、徐行しながら非常駐車帯にクルマをとめます。その際、絶対に走行車線にはとめようとせず、これ以上走行できない! といったやむおえない場合以外には路肩にもとめないでください。
 
非常駐車帯までたどり着けたらハンドルを左にロックするまで切ります。こうしておくことで、万が一追突された場合にもクルマが走行車線側に飛び出すことを防げます。降りる際は左側のドアから。降りたらすぐにガードレールの外に出てください。ガードレールの外を歩いて、クルマの後方50mくらいの場所に発煙筒を焚き、三角表示板を設置して後続車に合図をします。
 
ちなみに発煙筒や三画表示板を設置しないまま停車した場合故障車両表示義務違反となり、1点減点と6,000円の反則金が科せられますのでご注意ください。
 
ハザードランプは付けておき、非常駐車帯の非常電話を使うか、もしくは携帯電話なら#9910とダイヤルして道路緊急ダイヤルから救助を求めてください。
 
高速道路上で修理することは極力避け、もし修理する場合でも、一旦レッカーなどでSAやPA、出口まで移動してもらってから作業するようにします。高速道路はリスクが大きいので、素直にロードサービスを利用することをオススメします。
 
今時タイヤ交換ができなくとも困ることはないのかもしれませんが、いざというときどう対処すべきかは知っておいて損はありません。また、最低限自分のクルマのタイヤ修理キットの搭載場所、そして使用期限は把握しておいたほうが良いでしょう。