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エアコンなしでは暮らせない!昔よりも暑くなっている!?日本の夏

夏は暑いのが当たり前ですが、さすがに何日も猛暑日が続くと身体に応えます。最高気温35度オーバーも気がつけば珍しくなくなりました。さすがにこんな暑さも毎年のことですから、そろそろ我々も慣れてきてもいいはずですが、やっぱり暑いのはどうしたって辛いです。
 
しかし、こんな猛暑日が当たり前のようになったのって、いったいいつ頃からだったでしょう?確かひと昔前の20世紀はいくら夏でも、さすがにここまでひどくなかった気がするのですが…?
 
筆者が子供のころは公立の学校にエアコンがないのも当たり前で、クルマにエアコン(というか当時はクーラー)があるほうがむしろ珍しいくらいでした。三角窓(サイドウインドウの換気用の小さな三角形の窓。)を開けておけばなんとか暑さも我慢できましたし。
 
確かクーラーのないシビックで、東京から宮城県まで家族で帰省をした記憶もあります。当時は片道8時間以上(もっと?)かかっていたと思いますが、それでも十分我慢できていたのですから。
 
 

平均気温は実はさほど変わっていない!?しかし世界中が熱波で被害を受けている

 
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では実際の所、昔は本当に暑くなかったのか?あいまいな記憶だけでは信憑性がないので過去のデータを調べました。筆者が幼少時代の1980年と、現代の2016年の8月の東京の平均気温を比べると…。結果はちょっと意外。1980年8月の最低気温平均は24.5℃。そして最高気温平均は30.1℃とかなりに高いです。対して2016年8月の最低気温平均は24.1℃です。そして最高気温平均は31.5℃でした。
 
あれ?たいして変わらない?最高気温の平均で1.4℃の差。専門家的には十分に大きな差なのかもしれませんが、体感的には誤差レベル。もしかしたら、昔よりも暑くなったというのは思い込みなのか、それとも昔の人は暑さに強かった?でも、35℃を超える猛暑日なんて、昔はほとんど聞いたことはありませんでしたよね。
 
そこでもうちょっと詳しく調べてみると、あるデータでは1980年から1984年の5年間に8月、東京で35度を超えた猛暑日(当時はそんな言い方はありませんでしたが)はわずか3日。平均でたったの0.6日/年です。
 
では、2010年から2014年の8月を見てみると累計で22日もあります。平均では4.4日/年。なんと7倍以上も多い!
やはり猛烈な暑さの日が圧倒的に増えているのは間違いないようです。
 
このように極端に暑い日が増えていることに加え、エアコンがどんなところにも完備されたために人間の方もひ弱になったのかもしれません。だって、真夏の東京でエアコンなしのクルマに乗るなんて(バイクには汗だくになりながら我慢して乗っていますが)想像できませんよね。そんなの拷問か罰ゲームです。
 
 

エアコンのトラブルは命にかかわる!?トラブルを放置するのはNG行為

 
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そう、もはやエアコンはクルマに欠かせない装備。特に気温も湿度も不快なほど高い日本の夏には絶対に無くてはならないもの。エアコンを使用していても、ドライブ中に熱中症を起こすこともある、とされているのに、エアコンなしなんて自殺行為です。
 
日本には欠かせない、といいましたが実際には日本だけのことではないようです。一昔前、ヨーロッパの夏は乾燥していてエアコンが無くても大丈夫と言われていましたが、今はそんな常識は通用しません。近年大規模な熱波に見舞われています。2003年にはヨーロッパ全土を襲った熱波で2万2000人以上の死亡者が出たといいますから恐ろしいことです。
 
さらに近いところでは2017年の5~6月にも、スペインやポルトガルでは最高気温が軒並み40度超えと、尋常じゃない暑さを記録しています。エアコンいらずのヨーロッパでもこんな状況ですから、現代のドライバーにとって、クルマのエアコンはなによりも大切な装備の筆頭であるというのはもう間違いないですね。
 
ところで、あなたの愛車のエアコン、コンディションは万全ですか?嫌な臭いがしたり、異音が聞こえたり、または効きが以前よりも悪くなってきた、などを感じることはありませんか?「少し調子が悪いけど、とりあえず効くからいいや!」なんて放置していると、突然、真夏の高速道路、渋滞のど真ん中などという最悪のタイミングに、効かなくなるなんてことが起きるかもしれませんよ。
 
 

クルマのエアコンの仕組みとユーザーレベルで出来る点検方法

 
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クルマのエアコンはどうやって車内を涼しくしているのでしょうか。ガス(フロンガスはもう使われていません)が使われているというのは知っていますよね。
 
すごく簡単にその仕組みを説明してみると、まずクルマの動力の一部を取り出してコンプレッサー(圧縮機)を作動させガスに圧力をかけ圧縮します。圧縮されたガス(冷媒)は液化した状態でコンデンサーに送られます。コンデンサーでは、さらにガスの液化が促進され、次にエパポレーターに送られます。
 
液化したガスがエパポレーターに噴射され、気化するときに熱を奪います。熱を奪われ冷えたエパポレーターのフィンに、ファンから送られた空気が通過して車内に冷気が送られることで涼しくなるというわけです。
 
一旦気化したガスは、再度コンプレッサーに送られそこで再度圧縮、液化してまたコンデンサーへ送られ…、というサイクルがエアコンの仕組みです。
 
そんなエアコンのトラブルにもいろいろありますが、まずエアコンを使うとかび臭いニオイがしたり、なんとなく効きが悪くなったかな?と感じるレベルであれば簡単に解決可能かもしれません。フィルターが詰まっている可能性が高いのでクルマの取説を見てフィルターの位置を確認して点検しましょう。フィルターは1年ごとに交換することが推奨されていますが、汚れているようであれば交換です。ディーラーで直ぐに手に入るはずですし、大手通販サイトでも簡単に購入可能です。
 
エアコンの効きが明らかに悪くなっているならガスが減っているのかもしれません。通常エアコンのガスは漏れることはありません。しかし、経年によってコンプレッサーのシールや配管、ホースなどから徐々にガスが漏れる場合があります。減っているかどうかの点検方法は、まずボンネットを開けエアコンガスの経路から直径5㎝程度の円筒形の部品を探します。そしてその部品にあるエアコンガスの状態を観察するサテライトグラス(最近のクルマにはないものもあり。)と呼ばれる小さな窓からガスの状態を目視します。
 
エンジンをかけて、エアコンのスイッチを入れ温度を最低に合わせてファンを最大風量に。さらに内気循環にしてエンジン回転を少し(1500rpmほど)上げた状態で、サテライトグラスをチェック。そこに気泡が見られるときはガスの量不足、漏れている可能性が高いです。適正量なら液体の中に小さな気泡が若干見える程度にガスが流れているように見えるはずです。
 
ガスが減っているだけなら補充すればエアコンの効きを取り戻せます。修理工場やカー用品店、ディーラーに持ち込めば数千円程度で補充してもらえるでしょう。自分でもできないことはありませんが経験がないのに安易に自分で作業することはオススメしません。ガスは不足していても入れすぎてもダメ。またガスの種類も一つではないので、素人は手を出さないのが賢明です。
 
 

ガスを補充すればいいと安易に考えない重大なトラブルの前にプロに任せる

ある程度の年数を走ったクルマであればガスの漏れは経年によるものという可能性もありますが、もし年式も新しいのに漏れているという場合は故障が考えられます。その場合ガスの補充はあくまで一時的な対処なので、素直に修理をお願いすることがオススメします。
 
もしもサテライトグラスを点検して、液体も気泡を見られないという場合は完全にガスが抜けてしまっている可能性が高いです。その場合は単にガスを補充しても解決しません。そもそも抜けるはずのない物が抜けてしまっているのですから、コンプレッサーやエパポレーターなどエアコンの重要なパーツに重大なトラブルが起きている可能性が高いです。今すぐに修理に持ち込みましょう。
 
また、エアコンのガスに問題がないのにコンプレッサーが作動しないという場合は、内部に詰まりなどの異常が発生している可能性が考えられます。その場合も修理が必要です。エアコンが効かないならガスを補充すればいいのだろう、などと安易に考えず、点検以上のことはプロに任せるのが間違いありません。余計なことをしてかえって取り返しのつかないことになったら最悪です。
 
夏場のエアコンのトラブルは、自分たちが考えている以上に重大なもの。例えば、長時間のノロノロ運転を強いられる帰省渋滞さなかにトラブルが起きたら?猛暑の中なら命にかかわる危険があります。エアコンの効きが悪くなったと感じたり、異音が聞こえているというなら早めに対処をしておきましょう。重大なダメージを未然に防いで、快調なエアコンで涼しさを味わいながら、夏の快適なドライブを楽しんでください。