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まさか、こんな時にガス欠!ピンチ!さて、どうする?

クルマを運転している以上なんらかのトラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。自分自身のせいではない、天候や道路のコンディションなどの不可抗力的なものもありますが、ドライバー自身の不注意で起こるトラブルも当然あります。
 
中でもバッテリー上がりと並ぶ初歩的なトラブルとえばそうガス欠です。意外に経験があるという方も少なくはないのではないでしょうか。トラブルというか、要は不注意ですから当事者になってしまうと結構恥ずかしいですよね。
 
なんといっても、クルマのメーターには燃料系や燃料警告灯があるので、ちゃんとメーターを確認していればそうそうガス欠なんて起こるわけがない。それでもなくならないのがそんな初歩的なトラブルなのです。
 
初心者であれば運転することに気を取られてメーターのチェックがおろそかになっていたなんてこともあるかもしれません。でも、JAFが発表しているロードサービス救援依頼ランキングの平成28年お盆のデータを見てみると、このように燃料切れが一般道で8位、高速道路では2位と、想像以上に、とても初心者によるものだけとは思えないほど多くの方がこのガス欠を起こしているということがわかります。
 
ガス欠を起こしてしまった原因には様々なことが考えられるのですが、その中には燃費を考えて普段から燃料を満タンにする習慣がなかったため、ということもあるといいます。ようは燃料を少なめに入れておけば重量も軽くなるからその分燃費もよくなるはず、ということでしょうか?
 
もっと切実なものとしては居住地の周囲にあったガソリンスタンドが次々と潰れてしまったため、給油できるタイミングが減ってしまい、気が付いたらガス欠になってしまったなんてことです。どちらにせよ普段から気を付けておけば防げることではありますよね。ドライバーならそんなことにならないように日頃から気を付けたいものです。
 
 

身近な危険ガス欠。ガソリンスタンドの空白地帯が増加している

 
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クルマの燃料計はE(エンプティ)に近づくと警告灯が点灯して給油を促してくれますよね。そのタイミングで給油をすれば当たり前ですがガス欠なんて起こさないはずです。
 
とはいえ、警告灯が点灯したタイミングで周囲にガソリンスタンドがなかったら?最近はガソリンスタンドが急激に減っていますので場合によってはそんなことがあるかもしれません。
 
例えば高速道路です。高速道路では一般的に50kmごとに給油できるガソリンスタンドが設置されたSAやPAがあるとされています。高速道路上で、万が一燃料が心もとなくなっても、この距離であればギリギリたどり着けるはずという設定になっているのです。
 
しかし、そんな常識が通用しない、なんと100km以上にわたってガソリンスタンドがないガソリンスタンドの空各地帯ともいうべき路線が実は結構な数あるのです。なんとその総数は80ヶ所以上!
 
そして、その中でもガソリンスタンド空白区間の最長距離とされているのが、北海道の足寄IC―由仁PA間で、その距離はなんと175.1キロ!。さすが大きいだけある北海道!と驚きですが、実は2位は意外にも関東にあります。それが北関東自動車道の笠間PAから上信越道横川SA間の173.6キロです。
 
どちらも170キロにわたってガソリンスタンドがないとなるとかなり不安ですよね。燃料を満タンにしておく習慣のない人がこの路線をたまたま使ってしまい、メーターを見たら警告灯が点灯してしまった、そうなったらもうガス欠はまぬがれませんね。
 
 

警告灯が点灯してからいったどれくらい走れるものなのか

 
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そもそもガソリンのエンプティマークって点灯してからどのくらいの距離が走れるのでしょう。これに関しては明確に残量何リットルで点灯する、といったルールはありません。ですので、クルマによってそれぞれ違っているそうです。
 
おおよそですが、だいたいコンパクトカーなら4リッター前後、それよりも車体の大きなミニバンなら6~7リッターくらいでしょうか。燃費を考慮すると50km以上は走れる計算になっているはずです。
 
そう、前述した高速道路のガソリンスタンド設置の間隔50kmです。通常であれば高速道路で警告灯が点灯しても次のSAやPAのガソリンスタンドにたどり着けるくらいになっているわけです。一般道であれば、市街地なら余裕でしょうし、田舎でもよほどの山の中などでなければなんとかなるはずです。もっとも、ガソリンスタンド空白地帯ではそれでは全然足りないのですが。
 
その残量で、なんとか少しでも残りの燃料を節約して、高速から下道に降りてでも次のガソリンスタンドまでたどり着きたいという場合は、徹底した省エネ走行をするしかありません。
 
まず、アクセルペダルの踏込を抑え、エンジンはなるべく吹かさず回転数は低めに一定の速度(50~60km/h程度)をキープします。命の危険がある場合は別ですがエアコンも極力使わないようにしましょう。空気抵抗が増えるので窓も開けないほうがいいですね。このような涙ぐましい努力を重ねれば5%~場合によっては10%くらいは走行距離が伸ばせるはずです。
 
 

いざというときのガソリン携行缶 セルフでは給油不可なので要注意

 
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そんな努力を重ねても、あとスタンドまでちょっと、というところでガス欠となってしまった場合はどうするか。その場合は歩くなど自力でそこまでたどり着き携行缶を借りるか、購入するかして5~10リッターのガソリンを買いクルマに戻るという方法もあります。そんなピンチを想定してクルマのトランクにガソリン携行缶を常備しておくというのもいいかもしれませんね。ただ、ガソリン携行缶は頼りになるアイテムですが、その使用方法には注意も必要です。
 
まず、夏場に特に注意しなくてはいけないのが暑さ、熱です。携行缶が熱を持っている場合はガソリンの帰化が急速に進むので吹き出す危険があります。給油するのはNGです。常温になるまで冷ましてから作業をはじめてください。
 
十分温度が下がったら、まずは携行缶を水平な場所に置き、中の燃料が落ち着くまで待ってエアー調整ネジを緩めて圧力を抜きます。気化したガソリンが漏れますのでもちろんこの時は火気厳禁です。圧力が抜けきりシューという音が止まったら調整ネジを軽く締めます。
 
ここでようやくガソリン携行缶のふたをゆっくり慎重に開けて付属の給油ノズルを取り付けます。
 
そしてクルマのガソリンタンクのふたを開け(燃料の入った携行缶は重いので注意)、燃料をクルマに給油します。全て入れ切ったら携行缶のフタとエアー調整ネジをきっちり確実に締めてください。そうでないと気化したガソリンが車内やトランク内に漏れ出して危険なので注意しましょう。
 
とりあえずこれである程度の距離が走れるはずなので、速やかにスタンドをめざしタンクをあらためて満タンにしましょう。これでピンチは脱出です。
 
ただし、これはあくまで目の前のガソリンスタンドがお店にスタッフのいる有人スタンドであった場合です。残念ながら近くにセルフのガソリンスタンドしかなかった場合はガソリン携行缶を使っての給油はできません。たいていの地域では条例でセルフのスタンドでのクルマ、バイク以外(つまりガソリン携行缶など)へのガソリン給油を禁じています。なので、有人のガソリンスタンドでない場合はガソリンを購入して持ち帰るのはあきらめてください。別の選択肢としてこんなものを常備しておくというのもあります。それがこのガソリンの缶詰です。
 
通常のガソリンに比べれば値段は高めですが、非常にユニークなものです。元々は防災用品として売られていたものですが、大きな防災用品ショップなどでは以前から扱われていました。箱に入った状態で3年間の保存が可能で、耐熱性は120℃。衝撃試験等もクリア済み。夏場のクルマのトランクに保管しておいても問題なしといいます。
 
使い方も簡単。同封された給油セット(じょうごと缶きり)を使用してクルマのタンクに入れるだけ。通常のガソリンと走行した感覚もまったく変わらないといいますから安心です。こういったものを、長距離ドライブに出かける際にクルマに積んでおくというのもいいかもしれませんね。
 
近くにスタンドもなく(もしくは営業が終わっていた)、ガソリンの缶詰もない、さらに自宅から遠く、有人に救助を頼むこともできない、となったら、あとはJAFや自動車保険のロードサービスを頼るしかありません。救助を頼めば10リッターくらい燃料を入れてもらえるはずです。
 
JAF等の場合、会員でないとそれなりの料金が請求されますが背に腹は代えられません。素直に頼りましょう。給油をしてもらい、なんとかピンチから脱出できたら、もうガス欠なんておこさない!と心に誓って、次からは燃料の残量チェックを欠かさないような運転を心がけましょう。