TEL.03-3586-1522info@car-auc.jp

大切なホイールを傷つけてしまった!修理することってできるのか?

ご覧になった方もいるのではないでしょうか?ブリヂストンが先日こんなリリースを配信しました。それがこちらです。
 
これは、2014年9月より販売した、同社製のアルミホイールに関して、その一部に品質基準を満たしていないものが混入していたために、無償交換するというものです。その該当するアルミホイールがこの4種です。
 
・ BALMINUM XR10
・ BALMINUM X10
・ TOPRUN R5
・ TRIP R5
 
これらのホイール製品の全てが無償交換の対象に該当するわけではなく、実際にはこの中の一部のサイズのものだけだそうです。でも、もしかしたら、今これを読んでいる方の中にも、これらのホイールを装着している方がいるかもしれませんね。
 
もしも、「これって自分のクルマのホイールだ!」と心当たりがあるなら、すぐに装着されているホイールのサイズなどをチェックして、ブリヂストンのサイトで確認してみたほうがいいです。
 
なんでも、走行中にホイールを直接縁石等にぶつけた場合に、ホイールが割れてしまうことがある、ということですから非常に危険です。場合によっては重大な事故につながる可能性もあるので十分気を付けてください。
 
 

修理業者もたくさんあるし自分で修理している人もいるけれど…。

 
e3d543b1f6e273fb9cc13f8aa3efa237_s
 
所で、あなたは、気に入っていたアルミホイールを誤って傷つけてしまったという経験はありませんか?道路わきの縁石やスーパーの駐車場の車止めなどで、不注意でタイヤをこすってしまった、なんて経験はきっと誰しもあるのではないかと思います。
 
こすったとしても運がよければ(こすった時点で運は悪いのですが…)タイヤのサイドウォールに跡が付くくらいで済みますが、最悪の場合はリム部分をガリッとけずってしまうことも。自分の運転のせいなので自業自得とも言えますが、大切にしていたホイールが傷モノになってしまうのはやっぱり悲しいですよね。その傷もホイールのリムのごく一部など、あまり目立たない部分なら、多くの人は、とりあえず気にしないようにしよう!と自分をごまかしているかもしれません。
 
でも、どうしても目についてしまう大きな傷をつけてしまった場合は?やっぱりなんとかしたいですよね。懐に余裕があれば、それこそドレスアップと合わせて全てのホイールを新しいものに変えてしまうのもありです。新製品のホイールに気にいったものがあれば、傷つけたことを自分の言い訳にして、いっそ全部買い換えてしまうという手もあります。でも、どうしてもその傷つけてしまったホイールが気に入っている場合は、なんとか修理できないか?と考えるのが普通ですよね。
 
でも、アルミホイールって、そもそも修理の可能なものなのでしょうか?クルマのボディなら板金修理をやってくれる修理工場はいくらでありますが、アルミホイールの修理ってどうなのでしょうか?
 
とそんな疑問を持った時は、今時はネットを使えばなんでも答えが出てくる(その正否は自分で判断しなくてはいけませんが)ので早速検索です。
 
すると、ホイールを修理してくれる専門業者が思っていた以上にいくつもヒットしました。あのテレビCMで有名な自動車修理チェーンでも店舗によっては修理を受け付けているらしいです。
 
また、自分でできるDIYホイール修理入門的なページも、さらにそのためのアイテム類もたくさんあるのがわかりました。ということは、傷ついたアルミホイールは修理すれば問題ないということなのでしょうか?
 
 

大きなダメージを受けたホイールは実は修整しても元には戻らない

 
fdb951d0db96d7ff0b707cf90c1d11e4_s
 
かつてホイールの大手ブランドの密着取材を1年以上続けてきた筆者。ホイールの安全性に関して、日本には非常に厳しい基準が設けられていることを嫌というほど知っています。さらにそのブランドのハイレベルな製造過程や、驚くほど厳しい品質検査を知っている身としては、そう簡単に修理なんてしていい物なのか? という疑問は持たざるを得ません。
 
ということで、さらに詳しく調べてみました。するとホイールというのは、確かに外見的な修理は可能、というのは間違いないようです。実際大手ホイールメーカーであるRAYSでも、こちらのURLを見てもらえれば分かるように、メンテナンスサポートとして、ホイールの修理やカラーの変更などのサポートを行っています。
 
しかし、よくこのページを読んでみると、こちらで修理の対応をしてもらえるのは、あくまでリムのガリ傷レベルの小さな傷の修理だけのようです。注意書きにようれば修理に関して、熱処理や加工矯正等の品質低下を招くような修正は行わないとあります。形状が大きく変形してしまったり、ゆがみが出たホイールはメンテナンスをお断りする場合がある、となっています。つまり大きなダメージを受けたホイールはメーカーとして修理は受け付けないということ。やはりホイールに大きなダメージを受けた場合は本来のホイールが持っていた機能は完全には再生できないよ、とメーカー自身が言っていると受け取るのが正しいのでしょう。
 
メーカーとしては、ある程度の以上のダメージ受けたら、ホイールは交換するのがベストだよと暗に言っているわけです。他のホイールメーカーでも、同じように修正などの必要なホイールの修理は基本的に受けていないようなのでそういった理解が正しいのでしょう。
 
とはいえやっぱり高価なホイールです。傷がついたからといってそうそう買い替える事なんてできませんよね。そこで高級ホイールブランドとして知られているBBSなどは、ホイールを傷つけてしまった場合、そのホイールと交換することを条件に50%OFFで新品のホイールが購入できるサービスを提供しています。それがこちらです。
 
同ブランドの「BBS JAPAN TANZO CLUB」会員限定の特典ということなので、正規で購入したものでないとこのサービスは受けられないようです。それでも非常に高価なBBSの鍛造アルミホイールを、50%OFFの価格で新品に交換できるなら修理するよりもいいかもしれませんね。BBSホイールのユーザーならこのサービス利用しない手はないでしょう。
 
 

じゃあ、傷ついたアルミホイールは修理していいの?いけないの?

では、結局のところアルミホイールの傷は直していいの?いけないの?と逆に疑問が深くなったかもしれません。いえることは外観を補修するレベルの傷なら修理しても問題ないという事です。ではその修理OKなレベルの傷というのはどんなものなのか?これはホイールの塗装が剥げてしまったり、その表面をわずかに削ってしまった程度のガリ傷と思えばいいでしょう。
 
もし、ホイールにクラック(亀裂や割れ)、変形、歪みなどが起きているような、大きなダメージの場合は、修正を行い、熱処理などをしても基本的に本来のホイールの剛性や機能は戻らないと思ってください。
 
そもそも日本国内に流通するアルミホイールには国土交通省が定めた「JWL」、「JWL-T」という非常に厳しい安全基準が設けられています。この基準に適合したものには品質の証として「JAWA品質認定」のステッカーが貼られていて、このステッカーが貼られているアルミホイールなら強度やバランスが保証されています。しかし大きな修理を施したホイールはその限りではありません。メーカーの保証もなくなります。
 
大手ブランドの場合、傷やダメージに対して前述したような何らかのサポートサービスが用意されていることもありますので、安易に修理業者に頼んだり、DIYで修理したりせず一度メーカーのサイトなどをチェックするのがいいでしょう。
 
それでも、どうしても修理がしたい、という場合は、自己責任で修理業者にお願いするという選択もなくはありません。でも、それは外見的には新品のときと同じように、きれいに修理できるかもしれませんが、あくまで外見だけのことということを納得した上でおこなってください。何よりも機能や安全性を優先するなら、ダメージを受けてしまったアルミホイールは素直に交換した方が良い、と筆者的には言っておきたいですね。