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夏の強烈な紫外線にも UVカットガラスは効果的!?

ギラギラと遠慮のない日差しが照りつける真夏。一日がスタートする朝に「今日も暑さが厳しいでしょう」なんて気象予報士の言葉を聞いてしまうと、一気に足取りは重くなります。とはいえ、社会人は暑いからなどという理由で休めるわけもありません。仕方なく冷房の効いた部屋から、嫌々陽射しが照りつける外へ踏み出すと、あっという間に汗がにじみ出し暑さにグッタリ…。
 
そんな日々が9月まで続くと思うと正直憂鬱ですよね。日本の夏はなぜにこんなに厳しいのでしょう。なんでも海外の日本旅行ガイドブックでは、7月、8月の日本旅行は避けた方がベター、と書かれているらしいですが、それは大変賢明な判断だと思います。
 
こうも暑さが続くと、外出する際もついつい冷房が効いたクルマで…、となってしまうのも仕方ありません。炎天下に駐車したクルマは冷房が効きはじめるまでタイムラグはありますが、車内が冷えてしまえばもはや無敵!夏の灼熱地獄でも快適なお出かけ可能です。そう、暑さに関しては…。
 
では、もう一つの夏の大敵、紫外線に関してはどうでしょうか?四方をガラスで囲まれたクルマは、陽射しによる暑さもそうですが、紫外線も気になりませんか?
 
 

UVカットガラス 夏でも冬でも、女性が嫌う「日焼け」

 
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車内の温度はエアコンで下げることができても、ウインドウから差し込む陽射しは完全に遮ることはできません。フィルムを貼ればいいのでは?と思うかもしれませんが、フロントガラスや運転席側、助手席側のサイドのガラスは視界が確保されていなければならず、ガラスの透過率70%以下になるフィルムを貼るのは違法。くれぐれもやめてください。
 
ということはドライバーというのは、常に陽射しにさらされてなければいけない?ということになりますよね。当然紫外線、UVを浴び続けることになります。
 
紫外線は皮膚がんの原因になり、肌の老化を加速させるとはいいますが、実際に運転中に浴び続けるとどうなるのでしょうか? そのサンプルともいうべきある人物の写真がネットで話題になっています。ご存知ですか?興味があるなら“紫外線”、“トラックドライバー”などのワードで検索してみてください。
 
おそらくすぐに見つかるはず。そこにはアメリカのトラックドライバーが28年間運転してきて紫外線を浴び続けた結果、どうなったのか見ることができるはずです。
 
アメリカの場合は左ハンドルなので、その運転席側の窓側にあたる、彼の左側の肌だけが急激に老化している様子が見られでしょう。これはいわゆる「光老化」というものかもしれません。
 
そのあまりの左右差に驚くというか、恐ろしささえ感じてしまいます。これは極端な例かもしれませんが、紫外線はこんなにも肌にダメージを与えるのか、とあらためて考えさせられてしまいます。
 
 

UVカットガラスは紫外線を完璧にガードしてくれる?

 
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あれ?でも自分のクルマってたしかUVカットガラスが装備されていたはず!じゃあ大丈夫じゃないの?そうです。実は最近のクルマはそのほとんどがUVカットガラスになっています。その紫外線遮蔽能力はなんと99%!それだったら紫外線の心配もいらないのでは、って考えますよね。でも、実はUVカットガラスはクルマのガラス全面で99%の紫外線カットを実現しているわけではないのです。これって意外に知らないのではないでしょうか?
 
クルマのフロントガラスには、普通合わせガラスというガラスが使用されています。これは2枚のガラスの間に柔軟な特殊な膜を挟みんこんだ構造をしています。万が一、事故がおこりドライバーがフロントウインドウ―に衝突しても、その衝撃を柔軟性のある膜が緩和してくれ、前方に飛び出すことを防いだり、ダメージを減らすことができるのです。
 
さらにガラスが割れた場合にも破片が飛び散らず、飛石がぶつかっても、ガラスに一部分のひび割れですむという素晴らしい機能をもったガラスです。そして、その中間の膜に優れた紫外線カット機能を持たせることができるので、99%という大変高いUVカット率を実現できるというわけなのです。
 
しかし、これに対してドア用のサイドガラスやリアのガラスの場合は合わせガラスではなく多くの場合強化ガラス(海外ではサイドのガラスにも合わせガラスが使われている場合もあります。)が使われています。これは、合わせガラスのコストが高いということもありますが、万が一水没してしまった時などにもガラスを割って脱出しやすいようにという意味もあるようです。
 
もちろん強化ガラスでも、ガラス自体にUVカット機能を持たせることはできるのですが、そのカット率は、中間膜にUVカット機能を持たせられるような合わせガラスのように、99%とまではいかないようです。
 
最新のトヨタのミニバン、ノアで調べてみましたが、公式には全ガラスで90%以上のUVカット率(どのガラスがどれくらいなのかの詳細は記載されていませんでした。)となっていますので、少なくともサイドガラスでも90%以上のUVカット率は実現しているということのようです。
 
 

UVカットガラスが標準装備でも決して完璧なUVカットではない

でも、ということは、最大で10%の紫外線は肌に届いてしまっているということにもなりますよね。わずか10%なら大丈夫なような気もしますが、紫外線の影響は蓄積されていくものといわれています。若いうちは問題なくてもある日、突然肌に影響が現れるかもしれません。それに真夏の強烈な日差しは冬に比べて4倍も紫外線が強いとされています。10%でも危険です。
 
UVカットがされていても、紫外線を全て防げるわけではありませんし、例えば帰省などで日差しを長時間浴び続ければ日焼けしてしまうこともあるでしょう。それもハンドルを握っていた腕だけとか、日差しを浴びる身体の片側だけが焼けるなんてみっともないことになるかもしれません。
 
なので、例えあなたの愛車のガラスがUVカット機能を持っていたとしても油断してはいけません。それに、実際にはどの面のガラスがどれだけのUVカット機能をもっているのかキチンと把握されているかたは少ないでしょう。一度チェックして見たほうがいいかもしれません。とにかく、夏場(だけではありませんが)クルマに乗る際は、日焼け止め対策は行っていた方が間違いなく良いということです。
 
だったらサイドウインドーにUVカットのフィルムを貼ったほうがいいのでは?確かにそうなのですが、それに関しては実は一筋縄ではいかないのです。このコラムの最初のほうにも書きましたが前席の窓(フロント、左右)には透過率が70%以下になるフィルムを貼るのは違反と道路輸送車輌の保安基準に定められています。でも、スモークでなく透明なUVカットフィルムなら大丈夫なのでは?と思うかもしれませんが、わずかでもガラスに色が入っていると、フィルムの無い状態ですでに透過率70%ギリギリということもあるのです。
 
そこにフィルムを貼れば当然ですが、70%はクリアできません。実際透明なフィルムを貼っていたために車検がクリアできなかったという例も多々あるようです。
 
もちろん貼って問題のない例もありますし、透過率が70%以上であるという証明書を発行してくるお店もあるようです。但し正規ディーラーなどでは、透過率関係なくサイドウインドーやフロントウインドウにフィルムが貼ってあるというだけで車検を断られる場合もあるらしいので、気を付けてください。気になる方は一度、施工をしてくれる専門のお店に相談をしてみる価値はあるかもしれませんね。
 
とにかく前述した、アメリカのトラックドライバーのようになりたくなければ、夏場クルマを運転する際には、UVカットガラスのクルマであっても、忘れずに日焼け止めやの使用し、冷房の効いた車内では長袖の上着を着るなどのしっかりとした対策を取りましょう。