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スタート価格に注意

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中古車オークションには「スタート価格」「売却希望価格」という二つの価格があります。この価格の設定を適切に行うことにより、中古車を高値で売ることができるようになります。今回はスタート価格および売却希望価格の付け方についてご説明したいと思います。

 

目次

  1. 「スタート価格」と「売却希望価格」
  2. スタート価格の設定方法について
  3. 応札者から見たスタート価格と売却希望価格
  4. スタート価格と売却希望価格の差はどれくらいがベストか

 

「スタート価格」と「売却希望価格」

中古車オークションには「スタート価格」と「売却希望価格」という二つの価格があります。「スタート価格」とは、競りがスタートする際に最初に付けられる価格のことです。一方、「売却希望価格」とは、「この値段以上になったら売りますよ」という目安となる価格のことです。

 
たとえば、スタート価格が100万円、売却希望価格が130万円だったとします。この場合、最初に競りが始まる際に、この車のスタート価格が100万円であることが会場の競り参加者に周知されます。そして競り参加者は、その車がほしいと思えばオークション会場に設置された端末を用いて応札を行います。

 
そして最終的な応札価格が売却希望価格以上(この場合130万円以上)になった場合は、最も高い値段をつけたものが落札者となります。逆に最終的な応札価格が売却希望価格未満(130万円未満)だった場合は、その車は誰のものともならずに出品店に引き戻されます。これを「流札」といいます。売却希望価格は応札者には公開されません。

 

スタート価格の設定方法について

startprice_p02初めてオークションに自動車を出品する際に悩むのがスタート価格および売却希望価格の設定です。今回は具体的な例を交えて、スタート価格・売却希望価格の付け方をご説明したいと思います。

 
自信の愛車を、中古車オークションを通じて売却しようと決意したAさん走行距離も短く、上体もいいのである程度の値段がつくだろうと思い、代行業者に車を持ち込んで、相談を始めました。業者は「このクラスの中古車ならば、150万円程度の値はつくと思いますが……」と言っています。この場合、スタート価格および売却希望価格はどのようにつけるのが正解なのでしょうか?

 
まずはスタート価格について考えていきましょう。売却希望価格と違い、スタート価格は競りにあまり影響を与えないように感じる方も多いと思います。スタート価格がいくらだろうといい車ならばたくさん応札があるでしょうし、ダメな車なら応札はないと考えることもできますからね。

 
しかし、その考え方は実は正しくありません。スタート価格の設定が、最終的な落札価格を左右することはままあるのです。たとえば、この場合スタート価格を10万円に設定したとしましょう。この場合、応札者たちは「あれ?こんな状態のいい車がたった10万円?」と思います。そうすれば「これだけ状態が良くて10万円……もしかして出品者は何か隠し事をしているのではないか?」という考えに至り、応札は見送られてしまうかもしれません。

 
スタート価格を150万円に設定すると「うわあ、高いなあ。今回は応札は見送ろう」となるかもしれません。あまり安い値段をつけるとオークションが低調なまま終わってしまう可能性もありますし、逆に高すぎる値段をつけてもよくないというわけですね。

 
そこで重要になってくるのがスタート価格の設定です。高すぎず安すぎず、応札者たちに「これくらいの値段なら応札してみてもいいかな」と思わせるような値段をつけることが必要になってきます。といっても、多くの方は適切なスタート価格の設定方法などご存知ないと思います。その場合はオークション代行業者に相談してみてください。百戦錬磨のプロたちが、その車に見合ったスタート価格を設定してくれます。

 
続いて売却希望価格です。このケースの場合、売却希望価格は150万円が目安となります。しかし、これはあくまで目安です。たとえば、値段はそれほどこだわらないからとにかく自動車を早く売りさばきたいと考えている場合は、価格をもう少し安めにつけるといいでしょう。150万円より140万円、140万円より130万円の方が、当然売却できる可能性自体は上がっていきます。

 
逆に150万円では足りない、もっと高く売れると感じている場合には、売却希望価格を釣り上げるといいでしょう。150万円より160万円、160万円より170万円の方が、売却できる可能性は減るものの売却できた時の利益は大きくなります。

 
また、値段には全くこだわらないという場合は、売却希望価格を設定しないことも可能です。このような車両を「売り切り車両」といいます。売り切り車両に設定した中古車は、ひとつでも応札があった時点で売却されることが決まるため、とにかくさっさと車を手放したいと考えている人にはお勧めの方法です。ただし、売却希望価格を設定しなければ当然安く買いたたかれてしまう可能性も上がります。売り切り価格で車両を売ることは、諸刃の剣と言ってもいいでしょう。

 

応札者から見たスタート価格と売却希望価格

今までは出品者から見たスタート価格と売却希望価格について考察してきましたが、ここからは応札者から見たスタート価格と売却希望価格について考えていきたいと思います。

 
応札者の立場から見た場合、スタート価格というのはその車に出品者がどの程度自信を持っているかという目安になります。スタート価格が高ければ「あ、この出品者はこの車両がある程度高く売れると思っているのだな」ということがわかります。逆にスタート価格が安ければ「高く売る自信がないのだな」ということがわかります。

 
しかし、いったん応札が始まり、ヒートアップしてしまえばスタート価格はもはやそれほど大きな意味を持ちません。むしろ重要になってくるのは、売却希望価格の方です。

 
応札者は売却希望価格を事前に知ることはできないので、心理戦が重要になってきます。たとえその競りの中で一番高い応札価格をつけたとしても、その価格が売却希望価格を超えていなかったら落札できません。だからと言ってあまり高い応札価格をつけると、売却希望価格よりもかなり高い値段で購入する羽目になることもあります。

 
このあたりは心理戦ということになります。出品者はプロですが、応札者もプロです。出品者は当然少しでも高く売るために売却希望価格をいろいろといじってきますし、応札者側はそれを見越して売却希望価格ぎりぎりの値段で落札しようとします。このあたりのせめぎ合いは実力だけでなく運も大きく絡んできます。一般人である購入希望者にはそれほど関係のある話ではありませんが、中古車オークションの裏ではこんなせめぎ合いが人知れず行われていることを知っておくといいでしょう。

 

スタート価格と売却希望価格の差はどれくらいがベストか

startprice_p03競りでは一回ボタンを押す(応札する)ごとに価格が3000円、または5000円単位で上昇していきます。そのため、スタート価格と売却希望価格の差が大きければ大きいほど、たくさんの入札が必要ということになります。

 
スタート価格と売却希望価格をあまり大きくしすぎると、それなりに応札があったにもかかわらず売却希望価格に届かずに流札、という事態が起こり得ます。逆にスタート価格と売却希望価格を近めに設定すれば、売却希望価格に到達する可能性は高まります。

 
しかし、スタート価格と売却希望価格をちかく設定すれば、当然スタート価格はあがり、売却希望価格は下がります。このあたりの兼ね合いというのは非常に難しく、素人があれこれ考えてどうにかなるものではありません。スタート価格や売却希望価格の設定は、かならずオークションの代行業者と一緒に行いましょう。彼らに任せれば、一番高く売れるであろう値段をつけてくれます。