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オークションでのクレーム期間

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中古車オークションの際にきちんと把握しておきたいのがクレーム期間。この期間を過ぎてしまうと、たとえ中古車に不備があったとしてもオークション会場にクレームをつけることはできません。クレーム期間をしっかりと把握して、万が一のトラブルに備えましょう。

 

目次

  1. クレームの対象には限りがある
  2. クレーム期間は短い!
  3. クレーム期間が短いと得するのは誰か?
  4. オークション会場にとってクレームは迷惑!?

 

クレームの対象には限りがある

中古車販売店が保証期間を設けているように、中古車オークションではクレーム期間が設けられています。このクレーム期間中に、落札者は記載された出品票の表記と異なる部分を見つけた場合、オークション会場に対してクレームをつけることができます。

 
ただし、一つ注意してほしいことがあります。このクレームは、何でもかんでも通るわけではありません。クレームの対象は無限に設定されているわけではなく、受け付けてもらえるクレームには限りがあります。どんなクレームが受け付けてもらえるのかは会場によって異なりますが、以下のようなケースでは受け付けてもらえないことが多いです。

 
20万円以下の低価格車両に関するクレーム

 
低価格車両に対するクレームは一般的に受け付けてくれないことが多いです。要するに「低価格車両が低価格な理由にはそれなりの理由があります。落札者もそのことはわかっているでしょうから、すべて自己責任で買ってくださいね」ということです。自己責任で落札できないのならば、低価格車両は見送った方が無難です。

 
修理歴車や改造車などに関するクレーム

 
これも低価格車両と同じで「それなりに理由があるのでクレームはつけないでくださいね」ということになります。要するに何か事情がありそうな自動車はすべて自己責任で買わなければならないということです。

 
出品票に明記されている不具合

 
出品票に書かれている不具合に関しては後からクレームをつけることはできません。わかって買ったのだから後でどうこう言わないでくださいね、というわけです。

 
数万円以下の部品の不具合

 
3万円程度の不具合に関してはクレームが認められていないところが大半です。

 
工賃

 
部品代はクレームがききますが、工賃に関してはクレームの対象外です。たとえば、部品代が50000円で工賃が80000円だった場合、部品代の50000円はクレームの対象内ということで代金減額請求に応じてもらうことができますが、工賃の80000円についてはクレームの対象外なので、落札者側が勝手に何とかしてくださいね、ということになります。

 

クレーム期間は短い!

claimterm_p02一般的なクレーム期間は、大体5日~6日です。落札者の手元に車が届いてから5日~6日ではありません。代行業者が落札したその瞬間から5日~6日です。落札してから実際に落札者の手元に自動車が来るまでのロスタイムを考えますと、落札者がクレームを付けられる隙はほぼありません。そしてこのクレーム期間が終了した後にエンジンが壊れても、あるいは事故車だったことが判明しても、オークション会場は一切返品や減額には応じてくれません。

 
ただ、メーター改ざんについては特別に6か月のクレーム期間が設けられています。とはいえこちらも有限であることには変わりなく、また落札者個人が自分の力でメーターの改ざんを見抜くことはほぼ不可能と言っていいでしょう。

 
そこで活用したいのがオークション代行業者のオプションサービスです。現在、一部のオークション代行業者は、「クレーム点検サービス」を提供しています。これはオークションで落札した自動車を、その直後に一通りチェックするというサービスです。短いクレーム期間が終わる前に業者にチェックしてもらえるので、安心感が抜群です。仮に何らかの不備があった場合は業者がオークション会場にクレームを直接入れてくれますので、面倒な手間もかかりません。もちろん、このクレーム点検サービスでも完璧にクレーム対象が見つけられるわけではありませんが、少なくとも素人が自分の手で何とかしようとするよりはよっぽど効率的です。車を見る目に自信がないという方は、クレーム点検サービスを利用するといいでしょう。

 

クレーム期間が短いと得するのは誰か?

さて、上記の通り中古車オークションにおけるクレーム期間は非常に短いです。この制度、落札者側の立場からすると一見不合理で損な制度に見えます。なんでこんな制度がまかり通っているのだと疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。しかし、実はこの制度で得する立場の人もたくさんいるのです。

 
この制度で一番得をするのは中古車の出品者です。クレーム期間が5日~6日程度しかないということは、出品者から見ればこの5日~6日さえ乗り切ってしまえばクレームをつけられることなく質の低い車をそれなりの値段で売り飛ばせるということになります。

 
もちろん、出品者のほとんどは良心的な業者ですから、そこまで心配する必要はないのかもしれませんが、それでも一部の出品者は何とか落札者をだまして程度の低い車を高く売ろうと必死です。中古車オークションは人と人との騙し合いとも言われますが、その理由はここにあります。嘘を嘘と見抜ける人でないと、中古車オークションを利用するのは難しいというわけですね。

 
こうした悪徳業者に騙されないためには、やはり前述のクレーム点検サービスを利用したほうがいいでしょう。素人が付け焼刃の知識で何とかしようとしてもまず返り討ちに会います。こちらも業者をしっかりと味方につけて、万全の態勢でオークションに望んでください。

 

オークション会場にとってクレームは迷惑!?

claimterm_p03もう一人クレーム期間が短くなることによって得する立場の人間がいます。それはオークション会場です。オークション会場からしてみれば、面倒なクレームなんてなるべく受け付けたくありません。クレーム期間を短くすれば、それだけクレーム対応も少なくなります。クレーム期間が短いのには、そうした理由もあるのです。

 
クレーム期間が終わったら

 
クレーム期間終了後に重大なトラブルが起こったらどうするか。答えはずばり「自分の力で何とかしてください」です。クレーム期間が終了したら、オークション会場も出品者ももうその車に対しては責任を負いません。エンジンが壊れていようが、出品票に書かれていなかった重大なトラブルがあろうが、オークション会場や出品者はそのことに関して一切関知しません。

 
この場合、自分のお金と時間を使ってトラブルを解決しなければならないのですから非常に大変です。修理代が10万円かかろうが20万円かかろうが、すべて落札者の自己負担となります。せっかく中古車オークションで安価に中古車が買えたとしても、その後修理などでたくさんお金を持っていかれたら元も子もないですよね。

 
そんなトラブルに合わないようにするためには、繰り返しになりますがクレーム点検サービスを利用することです。クレーム点検サービスの費用は業者によって異なりますが、安いところなら1万円台、高いところでも3万円程度です。クレーム点検サービスを利用すれば100%安全ということにはなりませんが、それでも利用しないよりははるかに安全です。将来10万円、20万円とお金を持っていかれるリスクを考えれば、目先の数万円はたいして痛手ではないと思います。よほど自分の目利きに自信があるという方は別ですが、そうでないのならばクレーム点検サービスを利用することをお勧めいたします。

 
何やら脅しとも取れるようなことをつらつらと述べてしまいましたが、中古車オークションでトラブルが起こることなどそうそうありません。現在中古車オークションに参加している業者のほとんどは至って良心的であり、低価値な自動車をごまかしてオークションに流すことなどほぼありません。そしてトラブルさえ起きなければ、中古車販売店で購入したときと比べて10万円以上の浮きが出ることも少なくありません。リスクに見合うリターンがあると感じられた方は、ぜひ中古車オークションを利用してください。