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オークションでのクレーム

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自動車オークションで自動車を購入して、さあ運転だ!と思っていた矢先に車のトラブル……という苦い経験した方へ。今回は中古車オークションのトラブルの現状と対処法を簡単にご説明したいと思います。

 

目次

  1. 自動車オークションの光と影
  2. オークション会場ごとに基準にばらつきがあることを知る
  3. クレームをつけないで気持ちよく中古車を購入するためには

 

自動車オークションの光と影

claim_p02自動車オークションというのは、うまく使えば確かに非常に便利です。中古車ショップで車を買うよりもはるかに安い値段で買うことができますし、オークション会場の検査員によるチェックが入るので、品質もしっかりと確保されています。

 
しかし、自動車オークションにも全くリスクがないわけではありません。どこの世界にもあくどい人間というのはいるもので、自動車オークションでも一部の悪徳業者は品質の悪い自動車の状態を偽って、高く売りつけようとしてきます。そんな悪徳業者に劣悪な車をつかまされてしまったときに利用できる制度が、「クレーム」です。

 
自動車オークションでは、落札者が記載された出品票の内容と実際の車に相違点があった場合、オークション会場に対してクレームをつけることができます。しかし、このクレーム制度がなかなかの曲者なのです。まず、クレームについては期間が定められています。この期間を「クレーム期間」というのですが、この期間は通常、1週間程度しかありません。つまり、この1週間以内に異変に気が付かなればいけません。もし購入から2週間後に異変に気が付いたとしても、落札者はオークション会場に対してクレームをつけることはできません。

 
また、クレームはどんな相違点に対しても付けられるわけではありません。通常は数万円程度の修理で収まる不具合に関しては、オークション会場はクレームを受け付けてくれません。さらにクレームを付ける場合、落札者側が故障個所を確かに故障していると証明しなければなりません。この時の費用は落札者側が持つことになります。

 
こうしてみると、クレームの範囲は非常に限定されていて、しかも労力がかかることがお分かりいただけたと思います。

 
クレーム範囲が限定されていることが分かった以上、落札者側が取るべき対策は2つです。一つ目は「万が一クレームをつけることになった際に、保証が手厚い業者を探すこと」、二つ目は「後々にクレームをつけないですむように、質がいい中古車を探すこと」です。

 

オークション会場ごとに基準にばらつきがあることを知る

さて、まず一つ目の「保証が手厚い業者の探し方」についてです。現在の日本にはたくさんのオークション会場がありますが、その各オークション会場には統一された検査基準などはありません。あくまでも各オークション会場の個別の規約によって、運営が成り立っています。つまり、あるオークション会場ではクレームの範囲内となるトラブルでも、別のオークション会場ではその範囲外となるケースもあるわけです。

 
たとえば、USSの規約では、オークション出品票の記載事項と実際の車に相違点があった場合、落札価格を減額してもらうことが可能です。その減額幅はスペアタイヤが1万2000円、ジャッキが5000円、工具が2000円となっています。しかし、これはあくまでUSSのルールです。別のオークション会場では、また別の価格が設定されています。この減額幅は事前にチェックしておきましょう。この額が多ければ多いほど、クレームに対して手厚い保障してくれるオークション会場ということになります。

 
また、いちいち規約を読むのが面倒くさいという場合には、そのオークション会場の名前でネット検索して、評判を調べてみるのもいいでしょう。評判は「オークション会場の名前+評判」などのワードで検索すれば、見つかることも多いです。余力があるという方は、ぜひ行ってみてください。

 

クレームをつけないで気持ちよく中古車を購入するためには

claim_p03さて、もう一方の対策「後々にクレームをつけないですむように、品質のいい中古車を探すこと」についてです。実はどちらかというとこちらの方が大切です。クレームというのは一般的には不毛なものです。クレームをつけることなんかに時間を取られるくらいなら、ほかのことに時間を使いたいというのが多くの人にとって正直なところでしょう。そこで今回は後々クレームをつけることにならずに済むための方法について、解説していきたいと思います。

 
まずは中古車オークション代行業者の選び方について。後々クレームをつけずに済むようにしたいならば、業者選びはとても大事です。この際に特に注目してもらいたいのが、オークション代行業者ごとに定められている「保証」についてです。たとえば、ある業者では「最大3年間保証」「保証修理改修無制限」「24時間365日のロードサービス付帯」という保証がついてきます。

 
このように保証が手厚い業者を選んでおけば、オークションで購入後に何かトラブルがあった場合に、クレームをつけるより代行業者の保証を利用してなんとかしてもらった方が効率的になり、時間を無駄にせずに済みます。

 
ただし、オークション代行業者の保証範囲も、オークション会場のクレーム範囲と同様に、その広さはまちまちです。たとえば、今例に挙げた業者の場合、自然災害や火災などに起因する修理費用などは保証の対象外となっています。このあたりは事前によくチェックしておきましょう。

 
もう一つ大事なのが代行業者のチェックです。出品票に書かれているデータは基本的には中立な立場の検査員が記入したものであるため、信頼できます。ただし、検査員が車1台にかけることができる時間は短いと5分程度、長くても10分程度です。これだけの時間で車に完全に不具合がないかチェックするのは、どんなに熟練した技術と目利きを持つ検査員でもはっきり言って不可能です。不備の見落とし、修復歴の判断ミスといったトラブルは常に起きる可能性があります。そしてそのあたりの責任は、すべて買い手側が持たなければなりません。

 
オークション会場は事前に規約で「検査内容はあくまでも参考資料であり、最終的には購入者が自己責任で買うこと。検査内容について会場は責任をもたない」と明言しています。そして購入者が直接車を見ることができない以上、頼りになるのは購入者の代わりに現車下見をする代行業者ということになります。

 
代行業者のチェックは、検査員のチェックと違って時間制限のようなものはありません。現車下見は代行業者が納得いくまで、十分に行うことができます。このチェックは非常に重要ですので、なるべくなら事前に「あなたは現車下見でどうやって不具合のある車を見分けていますか?」と聞いてみましょう。ここであなたの知らないようなノウハウを親切にわかりやすく教えてくれるような業者は、たいていの場合良い業者です。このような業者は危なそうな車はきちんと選択肢から排除してくれますし、後でクレームをつける必要のない、ハイクオリティな車を見つけてきてくれます。逆にそこでよくわからない答えが返ってくるような業者は修復歴車などを気付かずに買ってくる可能性がありますので、利用しないほうが無難です。

自動車オークションは中古車が安く買えるポテンシャルを持っている一方で、想像していたものとは違う車を購入する羽目になる可能性があるというリスクもあります。このあたりのリスクをどのように判断するかはその人によります。多少のリスクには目をつぶるから少しでも安く中古車を購入したいという人は、自動車オークションを利用してみてください。逆にリスクは極力負いたくないという方は、自動車オークション以外の購入方法を探ってみてください。皆さんも自信のニーズに合った購入方法で、素敵な中古車を見つけましょう。