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車歴を知る

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中古車オークションで中古車を購入する際に結構気になるのが車歴です。前のオーナーはどんな人で、どのように登録されて、どんな故障があって、それに対してどんな修理をしてきたのか……この点を伏せている業者は非常に多いです。しかし、車歴を知ることは非常に重要です。業者ともよく話し合い、事前に把握しておきましょう。

 

目次

  1. 車歴とは何か
  2. 2つ目の車歴とは?
  3. 修理歴の商品価値
  4. 代行業者が取り組む修復歴の見分け方
  5. 中古車オークションには本当に悪徳企業が多いのか?

 

車歴とは何か

車歴には大きく分けて2つの意味があります。一つ目の意味は「その車の使用歴」です。大きく分けて「事業用」「自家用」「レンタ」の3つにわけることができます。今回はこの3つの区分について説明していきましょう。

 
「事業用」は簡単に言えば緑ナンバーのことです。旅客業や運送業で使われる自動車、つまりはバスやタクシー、トラックの類です。そのほか、ちょっと珍しいところでは霊柩車なども事業用に分類されています。ただし、バス会社やタクシー会社が保有している自動車でも、事業に使用しない場合(研修に使うなど)は自家用に分類されます。

 
ある調査によれば、日本のトラックのうち、緑ナンバーのトラックは大体14%程度、つまり全体の7分の1程度といわれています。しかし、トラック全体の輸送量に占める緑ナンバーの割合は輸送トン数で見た場合50%、輸送距離で見た場合は81%となっており、その比重の高さがうかがえます。つまり、緑ナンバーは非常に効率がいい輸送をしているというわけです。そのため、近年は自家用の白ナンバーから緑ナンバーに転換を進めている業者も多いのだとか。

 
続いて自家用についてです。自家用自動車とは簡単に言えば、「事業用でない自動車」のことです。日本ではマイカー、自家用車なんて風にも呼ばれますね。ナンバープレートは基本的には白です。軽自動車の場合は黄色です。

 
現在一般家庭で使われている自動車のほとんどは自家用自動車です。「事業用自動車」が荷物の輸送が主な用途であるのに対して、自家用自動車は自分自身のために使用する自動車のことを指します。官公庁の公用車や営業車なども自分自身のために使うものなので自家用自動車に含まれます。また、不特定多数の人を対象としていないバス(ある施設の送迎バスなど)も荷物の輸送に使われるわけではないので自家用車に含まれます。要するに自分自身の利益のために使っている自動車は、すべて自家用車というわけです。

 
最後に「レンタ」。これはそのままレンタカーです。現在、日本には様々なレンタカー業者があります。自動車ディーラーがやっているところもあれば、JRの子会社がやっているレンタカー業者もあります。また、2000年代からは一般的なレンタカーと比べて非常に価格が安い「格安レンタカー」なるものも誕生しています。

 

2つ目の車歴とは?

carhistory_p02さて、もう一方の「車歴」についてです。こちらは主に「その自動車にどのような人が乗っていたのか」「修復歴はあるのか」「事故歴はあるのか」「メーター交換は行われているのか」などといった意味を持ちます。中古車オークションで車歴という言葉が出てきた場合、まずこちらのことを指すと思って間違いないでしょう。

 
この中でも特に気になるのが修復歴だと思います。修復歴の定義は「日本自動車査定協会」「JU中販連」「公正取引協議会」という3つの団体が行っています。中古車オーックションの修復歴車の定義もこれに準じています。

 
修復歴車の定義は以下の通りです。

 
1. フレーム、クロスメンバー、インサイドパネル、ピラー、ダッシュパネル、ルーフパネル、フロア、トランクフロアのいずれかに損傷があるもの、もしくは修復があるもの。
2. ラジエーターコアサポートが交換されており、なおかつ隣接する骨格部分にへこみ・曲がりがあるもの。

以上が修復歴車の定義となります。逆にここに当てはまらない事柄については、修復歴とはなりません。たとえば、ボディの塗装を塗りなおしていても上記の定義に当てはまらないため、修復歴車にはなりません。

 
修復歴の有無は出品票に記入されます。修復歴がない自動車は「4点」「S点」「3点」などといった形で評価されますが、修復歴車には「R点」という独自の点数がつけられることが多いです。代行業者によっては、修復歴車は取扱いの対象外となっているケースもあるので、事前にチェックしておきましょう

 

修理歴の商品価値

さて、中古車オークションでは修復歴や事故歴があることが必ずしもマイナスになるわけではありません。たとえ修復歴があっても、前のオーナーが走行に支障がないようにきちんと修理していたのならば、その自動車は安全である可能性が高く、品質も優れている場合が多いです。

 
逆に修復歴がなくても故障する寸前という車もあります。このあたりのチェックは素人には難しいものです。ましてや中古車オークションでは購入希望者(客)が直接自動車を見ることはできないので、見抜くのはほぼ不可能です。業者を信頼して、しっかりとチェックを行ってもらいましょう。

 

代行業者が取り組む修復歴の見分け方

まずは車を少し離れたところから全体的にチェックします。この際に何か変だなと思うところがあれば、業者はその点を重点的にチェックします。何か変だな、と思うかどうかは経験によるところが大きいですが、直感的に変だと思ったところは実際に調べてみるとやっぱり変だったというケースが多いです。

 
全体の塗装は均一か、トランクのパネルとテールランプの隙間の大きさが左右で違っていないかなどをくまなくチェックしたら、いよいよ各部位ごとのチェックに進みます。全部を説明するとかなり長くなってしまいますので、今回はドア周りとフロントフレーム周りの修復歴の見分け方のみを説明したいと思います。

 
まずドア周りについて。ドアを修復・交換している場合、その周りにも何らかの影響が出るものです。業者はシーリングが均一になっているか、ドアを取り付けるボルトにはずした後はないかなどを長い時間をかけてくまなくチェックします。この時怪しいと思うところがあれば、業者は購入希望者に対して報告を行ってくれます。何か怪しいところがある車には、よほどのことがない限り手を出さないほうがいいでしょう。

 
続いてフロントフレームの修復歴について。修復歴がある自動車というのは、なんとなく全体がゆがんでいるものです。自動車というのは硬い金属でできているため、一部を修復するとどうしてもその効果が車体全体に波及していってしまうのですね。

 
サイドフレームが曲がっていないか、ボディの塗装は均一か、ボディのチリ(部品の隙間)にゆがみはないかなど、きちんとチェックしてもらいましょう。

 

中古車オークションには本当に悪徳企業が多いのか?

carhistory_p03中古車オークションは業者と業者のだましあいとも言われています。最近は中古車オークションも依然と比べるとだいぶ紳士的で公正なものになり、トラブルも減ってきたといわれていますが、それでも完全にトラブルが駆逐されたわけではありません。修復歴を偽って状態の悪い自動車を市場に流そうとする悪徳業者は、少数ながら依然として存在しています。

 
そうした悪い業者に引っかからないためには、こちらも目利きの業者を味方につけることが一番です。一般の購入希望者が自分の力だけで、現物も見ずに修理歴があるのかどうかを調べるなどほぼ不可能です。中古車オークションを利用する際には、ぜひ有力な業者を味方につけてください。いい業者を見つけることは、いい自動車を見つけることにつながるのです。