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商談について

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自動車オークションには「商談」という制度があります。この制度を上手に活用することにより、さらにいい中古車を安く購入できる可能性が高まります。

 

特にねらい目なのは不人気車です。うまく商談を利用して、安値で自動車を手に入れましょう。

 

目次

  1. 商談と自動車オークション
  2. 商談のルール
  3. 商談のメリットとデメリット
  4. 商談のデメリット
  5. 商談を活用すべきケース、すべきでないケース

 

商談と自動車オークション

中古車オークションでは出品に当たり出品者が「売却希望価格」を設定します。売却希望価格とは文字通り「出品者側が売却してもいいと思う最低限の値段」のことです。

 

たとえば、売却希望価格を150万円に設定した場合、最高入札額が150万円以上だったならば、一番高値を付けた入札者が落札することになります。しかし、たとえば最高入札額が140万円だった場合、その車は基本的には誰のモノにもならずお流れとなります。これを「流札」といいます。

 

しかし、流札になった自動車でも、場合によっては「商談」を行うことにより手に入れることが可能になります。今回は自動車オークションにおける商談の仕組みについて、軽く解説していきます。

 

商談のルール

商談について商談のルールは自動車オークション会場によっても多少異なりますが、ここでは一般的な商談のルールを例にとって説明いたします。売却希望価格に到達せず流札となった自動車をどうしても購入したいという場合は、入札者がオークション会場に「商談をしたい」と申し込みます。申し込みの際には所定の用紙への記入が必要となります。

 

オークション会場はその申し込みを受けて、出品者に対して「流札になった車を欲しがっている人がいるのですが、どうしますか?」と尋ねます。そして出品者がこれに応じれば商談がスタートします。

 

商談では改めて自動車の価格などについて話し合います。そして入札者が提示した購入希望価格に出品者が同意した場合は、売買契約が成立します。売買契約が成立した場合、晴れてその車は落札者のものとなります。このあたりはオークションで落札した場合と特に変わりありません。

 

商談の優先権は基本的にはオークションで一番高い値をつけた入札者(最終入札者)に発生します。ただし、場合によっては最終入札者以外に優先権が与えられることもあります。このあたりの規定はオークション会場によってもまちまちですので、詳しくは各オークション会場の規約を確認してください。

 

商談の開始価格は基本的に最終入札価格よりも高くなる場合が多いです。たとえば、最終入札価格が140万円だった場合には、143万円や145万円から商談が始まることが多いです。

 

商談が成立したらその自動車は入札者のものとなりますが、商談で購入が決まった場合は基本的にノークレームとなっています。購入した後で何かトラブルがあったとしても、オークション会場はそのことについては関知しません。ただし修復歴の発覚など、一部のものはクレームの範囲内となることがあります。事前によく確認しておきましょう。

 

また、商談が成約した場合でも、場合によってはキャンセルすることができます。ただし、場合によってはキャンセル料が発生することもあります。成約した後であわてることがないようにしましょう。

 

商談のメリットとデメリット

商談の一番のメリットは、中古車を安く買える可能性があることです。たとえば、仮に今希望売却価格が100万円の自動車がオークションに出されているとしましょう。

 

希望売却価格は落札者側には伝えられませんが、そのオークションの雰囲気からとても希望売却価格に届かなそうだなと感じた場合は、とりあえず安めの値段をつけて商談の優先権を獲得しておき、後で商談に持ち込むという戦術が考えられます。

 

無理に希望売却価格を超えるように高値を付けるよりも、安めの値段をつけて商談の優先権を確保して、その後商談でなるべく安く値切った方が有利なこともあります。ただし、あまり安く値段をつけようとすると最終落札者になれないケースもあります。このあたりの調整は難しいところです。

 

たとえば、自動車オークションで希望売却価格を超えるようにと、110万円の値段を付けたとしましょう。この場合当然かかる費用は110万円です。一方、希望売却価格を気にせずとりあえず80万円で最終入札者となり、その後商談で購入しようという場合にはかかる費用は80万円~になります。しかし、たいていの場合このやり方ならまず100万円を超えることはありません。

 

商談で相手に吹っかけられたら降りればいいだけです。もしかしたら出品者側が弱気になって、思いもがけない安い値段をつけてくれるかもしれません。

 

また、商談の二つ目のメリットとして、不人気車が買いやすくなるということが挙げられます。商談に持ち込むためには最高入札をしなければなりませんが、不人気車は基本的に入札が少ないため最高入札者になることは比較的簡単です。逆に人気車は入札が多く最高入札者になるのは難しいですし、入札をしすぎて売却希望価格を超える可能性も考えられます。

 

不人気車を購入するならば、商談を念頭に入れてもいいかもしれません。

 

商談のデメリット

商談についてさて、ここからは商談のデメリットについて考えていきましょう。商談の一番のデメリットは、そもそも必ずしも商談に持ち込めるとは限らないこと。

 

業者ならば誰でも参加できる自動車オークションと違い、商談に参加できるのは数多くいる業者の中でたった一組、一番高い入札金額をつけたもののみです。そして一番高い入札金額をつけたからと言って、必ずしも商談が成立するとも限りません。商談は安く買える可能性を秘めているものですが、それと同時に無駄な徒労に終わる可能性も高い方法であるのです。

 

また、商談には費用が掛かるケースもあります。たとえば、ある業者では商談の際に商談手数料と商談成約手数料がかかります。商談手数料は売却希望価格に達せず、流札となった車に対して商談を申し込む際にかかる費用のことです。価格は1000円程度が一般的です。

 

また、商談成約手数料とは、商談がまとまり制約となった場合にかかる費用です。こちらは8000円となっています。たとえ商談で購入した場合でも入札手数料や下見手数料、オークション代行手数料などはかかるので注意が必要です。

 

商談を活用すべきケース、すべきでないケース

商談はうまく利用すれば便利なものですが、場合によっては無駄な徒労となるケースもあります。ここでは商談を活用すべきケースとそうでないケースについて考えていきましょう。

 

商談を活用すべきケースとしては、「人気のない中古車の最高入札者となったとき」「最終入札価格が予定よりかなり安くなったとき」などが考えられます。こうしたケースでは出品者側も下手に出てくることが多いので、安く買い取るチャンスです。逆に人気がある車の最高入札者となったときなどは相手もそれなりに強気に出てくるため、商談がうまくいかなくなることも多いです。

 

商談というのはオークションと同等かそれ以上に心理戦となります。出品者はどの程度までなら吹っかけても相手が購入してくれるかという観点から、売れる上限ぎりぎりの価格をつけようとしますし、入札側はそれに反発してできるだけ安い価格をつけようとします。このあたりの交渉は中古車オークション代行業者の腕の見せ所でもあります。

 

中古車オークション代行業者の仕事は何も入札だけではありません。商談もうまくやってくれるような業者を見つけるため、複数の中古車オークション業者を比較検討して下さい。

 

商談はうまく活用すれば自動車を安く買える可能性を秘めていますが、最初から商談だけを狙ってオークション戦略を立てるのはあまり賢い方法とは言えないと思います。最初はあくまでも最高入札額をつけることによっての落札をめざし、それがうまくいかなかった場合には商談で話をまとめるという二段構えを構築しておけば、中古車が安い価格で購入できる可能性もぐんと高まります。