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中古車悪徳業者の騙しの手口

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どの世界にも悪徳業者はいます。中古車業界だって例外ではありません。彼らがユーザーをだますための手口は非常に豊富ですが、代表的なものにメーター改ざんがあります。

 

目次

  1. メーター改ざんとは?
  2. 走行距離不明車とは?
  3. メーター改ざんの手口
  4. 現代のメーター改ざんの手口
  5. メーター改ざん防止策
  6. メーター改ざん防止策2
  7. メーター改ざん以外の悪質な手口
  8. 整備工場有りだからと言って無条件に信頼してはいけない
  9. トラブルに巻き込まれないための方法

 

メーター改ざんとは?

メーター改ざんとは読んで字のごとく、メーターを改ざんすることです。中古車というものは基本的に、走行距離が短い方が新車に近いということで高く売れます。この仕組みを悪用して、たくさん走っている自動車を少ししか走っていないように見せかける手口、それがメーター改ざんです。

 
メーター改ざん車には、メーターの故障などで走行距離が加算されていないもの、実際の走行距離とメーターの示す走行距離に乖離があるものなどを含みます。特に悪質なものは「メーター巻き戻し」と呼ばれ、これは詐欺となります。ただし、前述のとおりメーター故障など、意図的でないメーター改ざんもあります。こうした自動車はメーター改ざん車であることを公表したうえで、「走行距離不明車」として問題なく販売されることもあります。

 

走行距離不明車とは?

trick_p02走行距離不明車とは、読んで字のごとく走行距離が不明な自動車です。メーターの修理をしたり、メーターが故障したまま乗り続けたりした場合、正しい走行距離が分からなくなってしまうことがあります。こうした自動車はメーター改ざん車として扱われます。メーター改ざん車は、そのことを表示していれば売ること自体には特に問題ありません。ただし、前のオーナーが誰なのかはっきりしない自動車はどれくらい走っているかの予想すらできないので、買うことはお勧めできません。

 

メーター改ざんの手口

メーターにはアナログメーターとデジタルメーターの2種類があります。アナログメーターとはいわゆるアナログ時計のような原理で動いているメーターです。アナログメーターの巻き戻しは非常に簡単で、整備士の人ならば簡単に巻き戻せます。

 
これではまずいということで、最近の自動車メーカーはほとんどの場合、より改ざんが難しいデジタルメーターを採用しています。ただし、デジタルメーターならば絶対に改ざんが出来ないのかというと、そんなことはありません。世の中にはデジタルメーターを改ざんする機械が「メーター修理用の機械」として出回っています。つまり、やろうと思えばデジタルだろうがアナログだろうが改ざんは可能なのです。

 
また、メーターを丸ごと取り替えるという改ざん方法もあります。メーターも自動車の部品ですから、中古車部品市場で売買されています。そこで走行距離が少ないメーターを買ってきて、自動車に取り付けられているメーターを外し、かわりに買ってきたメーターを取り付ければ、あっという間に改ざん車の出来上がりです。

 

現代のメーター改ざんの手口

かつては走行距離10kmのメーターを1000kmに改ざんするなど、中古車を新車同然に見せかけるという手口が一般的でした。しかし、消費者の方もメーター改ざんが行われていることを知るようになって以降は、そのようなやり方は通用しなくなってきました。

 
代わりに主流となってきているのが、たとえば20kmのメーターを10kmに改ざんするというようなやり方です。廃車寸前の自動車をまだ多少走れる自動車のように見せ、お買い得だと思わせるのでエス。買う方も走行距離が1000kmだと「短すぎて怪しい」と思いますが、走行距離が10kmならば改ざんが行われているとは考えないものです。特にこうした走行距離の長い自動車は間もなく市場価値がゼロになり、のちに厳密な査定をされる心配も少ないため、結構大胆な改ざんが行われていることも珍しくありません。

 

メーター改ざん防止策

メーター改ざん車は中古車業界にとっても頭痛の種であり、撲滅のためにいろいろな努力をしています。中古車業界の開発したメーター改ざん防止策に、「走行メーター管理システム」というものがあります。

 
走行メーター管理システムとは、その名の通り走行距離を管理するシステムです。すべての自動車には固有の車体番号が刻印されています。この車体番号をもとに走行距離を管理するシステムが、走行メーター管理システムです。

 
現在、中古車のほとんどは自動車オークションを通じて売買されています。オークション会場に出品された自動車の走行距離をデータベース化して蓄積して、一元管理することにより、メーター改ざんを防ぎます。一度システムに車体番号と走行距離を登録してしまえば、その後再びオークションに出されるたびにデータとの照らし合わせができるようになります。データを照らし合わせて明らかに異常があるような自動車は排除されます。このシステムによって、メーター改ざんは劇的に減っています。

 

メーター改ざん防止策2

trick_p03エンジンルームの中にはオイル交換の時期について記入したオイルステッカーがあります。ここにはオイル交換をした時点での走行距離がしるされています。また、点検記録簿つきの車両の場合、点検を行ったときの走行距離が点検記録簿に記されています。この数値に矛盾があれば、その自動車はメーター改ざん車ということになります。

 

メーター改ざん以外の悪質な手口

悪徳業者が行っている騙しのテクニックはメーター改ざんだけではありません。それ以外にもありとあらゆる手を使って、消費者をだまそうとしています。

 
その中でも特に注意しなければならないのが、色の塗り替えです。中古車の価格は色によって大きく左右されます。たとえ性能が全く同じ2台でも、色が違うからという理由だけで30万円以上の価格差が付くことがあります。

 
そのため、悪質な業者は人気のない色を安く買い、人気のある色に塗り替えて販売を行うことがあります。塗り替え車と知ったうえで買うのならば別にかまわないのですが、塗り替え車と知らないで売るのは問題があります。

 
塗り替え車かな?と思ったら、まずはカラー番号を調べてメーカーに問い合わせを行いましょう。カラー番号とはメーカーや車種ごとに定められた車の色であり、エンジンルームの中にある(ほかの場所の場合もあります)コーションプレートと呼ばれる板に記載があります。その記載をメーカーに伝えれば、もともとどんな色だったのかはすぐに知ることが出来ます。

 

整備工場有りだからと言って無条件に信頼してはいけない

自社整備工場があることを売りにしている販売店は多いですが、整備工場があるからと言って必ずしも安心であるとは限りません。整備工場には「分解整備」という複雑な作業ができる工場と、できない工場があります。

 
できる工場はさらに「認証工場」と「指定工場」の2種類があります。指定工場はいわゆる民間車検場であり、運輸支局に持ち込む代わりにここで車検を受けることが出来ます。

 
整備工場の中で分解整備が行えるのは、認証工場と指定工場の二つだけです。それ以外の工場では分解整備が出来ないため、作業は外注することになります。それではあまり意味がありません。自社整備工場がありといううたい文句はうのみにせず、その工場が認証工場・指定工場であるのかもしっかりと確認しましょう。

 

トラブルに巻き込まれないための方法

一番大事なのは、口約束ではなくしっかりと契約書を交わすことです。契約書は後々トラブルが起きた際に心強い証拠となります。

 
また、疑問に感じたことはすべてその場で確認するようにしましょう。もしそこで不明瞭な答えが返ってきたら、その中古車屋は避けた方が賢明です。それから、中古車雑誌に載っていないようなお店も避けたほうがいいでしょう。おそらく、雑誌に載せられないやましい理由があるのでしょう。オートローンが使えないような業者なども危険です。中古車は高い買い物ですから、とにかく少しでも危ないと思ったら引く勇気を持つようにしましょう。