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中古車のメーター改ざん車

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中古車オークションにはメーター改ざん車が流通しているという噂を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。今回はメーター改ざん車にまつわる驚くべき噂をご紹介したいと思います……。

 

目次

  1. メーター改ざん車とは?
  2. 中古車オークション会場の努力と限界
  3. メーター改ざん車をつかまないためには
  4. 点検整備記録簿をチェック!

 

メーター改ざん車とは?

中古車の価格を決める要素の一つに、走行距離があります。たとえば、中古車オークションで記入される全体的な車の評価点では、走行距離が短い車ほど高い点数を付けられる傾向にあります。

 
そのため、一部の悪質な業者はメーターを巻き戻して、その車を走行距離が短いかのように見せかけ、中古車を不当に高く売っているといわれています。このメーターを巻き戻す行為が「メーター改ざん」です。走行距離が10万kmの自動車よりも走行距離が1万kmの自動車の方が当然高く売れますからね。

 
また、悪質でないケースとしては、メーターを交換したものの交換の履歴がわからなくなってしまい、その自動車の走行距離が誰にも把握できなくなってしまう場合があります。こうした場合は悪意こそ介入していないものの、やはりメーター改ざん車として扱われます。

 

中古車オークション会場の努力と限界

mileage_p02中古車オークション会場からしてみれば、こうしたメーター改ざん車は厄介なものです。メーター改ざん車をあの会場で買わされたという悪評が巻かれてしまっては商売あがったりですし、プライドにもかかわる問題です。そこで最近中古車オークション会場は、中古車業界と一致団結して、メーター改ざん車をオークションから締め出すための取り組みを進めています。

 
代表的な改ざん車締め出しの取り組みに「走行メーター管理システム」が挙げられます。すべての自動車には車体番号が振られています。これはそれぞれの車に割り振られるIPアドレスのようなもので、すべての自動車にはそれぞれ違った番号が割り振られています。この車体番号を用いて走行距離を管理するのが、走行メーター管理システムです。

 
このシステムでは、業者が自ら走行距離のチェックを行うことが可能になっています。一台の車に関する情報がどんどん蓄積していけば、ますますその精度は上がっていきます。このシステムは業者のみならず一般人も利用することが可能です。このような取り組みにより、メーター改ざん車は中古車業界から徐々に駆逐されていきました。

 
が、それでもまだ中古車業界にはなお一定の割合でメーター改ざん車が存在しています。走行メーター管理システムはデータの蓄積が前提となって初めて正常に作動するシステムなので、一度もオークションに出品されていない自動車など、そもそもデータのない自動車に対しては無力です。このあたりがメーター改ざん対策の限界といわれています。

 

メーター改ざん車をつかまないためには

メーター改ざんの可能性がある中古車は、その旨が出品票に記載されています。少し前まではメーター改ざん車には出品票に「?」マークが記入されていましたが、これではわかりにくいという声が出たため、「?」マークは廃止となりました。代わりに「*」「$」「#」の3つのマークが導入されました。

 
「*」はメーター改ざんがはっきりと証明されている中古車に対してつけられます。過去の点検整備記録簿(後述)や上記の走行メーター管理システムにより、メーター改ざんが確かになっている中古車には、このマークがしるされます。

 
「$」マークはメーターの交換が行われていることがはっきりしている中古車に対してつけられます。メーター交換が確かに証明されている書面などが見つかっている場合には、このマークがしるされます。

 
「#」マークはメーター改ざんの可能性があり、正確な走行距離がわからない場合に付けられます。これらのマークが記入されている中古車は、よほどのことがない限り避けたほうがいいでしょう。

 

点検整備記録簿をチェック!

mileage_p03それらのマークが記入されていないけどメーター改ざんが心配だという場合には、点検記録簿をチェックしましょう。点検整備記録簿とは、車検のたびに増えていく整備を実施した日付と場所を書き込むための髪です。記録簿は整備を担当した人間が直接書き込むため、改ざんの余地はありません。この記録簿には誰がいつどのような整備を行ったかが記入されているのですが、実はこの記録簿の中央一番下あたりに、走行距離を記入する欄があります。この走行距離は整備を行った時点での走行距離です。仮に記録簿が5枚あったとすれば、当然昔のものほど走行距離は短く、現在に近いほど長くなるはずですよね。それなのに今の記録簿の方が走行距離が短かったら……これはもう改ざん確定と言っても過言ではないでしょう。また、最新の記録簿の記録よりも現在のメーターの走行距離が短い場合も、やはり改ざんはほぼ確実と言っていいでしょう。

 
また、走行距離の増え方のペースが不自然(2年で50kmしか走っていない場合など)も、メーター改ざんを疑う必要性があります。記録簿にはこのように重要なデータが記入されていますので、中古車購入の際にはきちんとチェックしましょう。

 
また、世の中には「メーター改ざんされやすい中古車」と「そうでない中古車」があります。メーター改ざんされやすい中古車は「外車」「高級車」「人気車」などです。

 
これらの中古車がメーター改ざんされやすい理由は簡単で、そうすることにより高く売れるためです。外車や高級車、人気車は、質がいいものならば当然高く売れます。そのため悪質な業者はメーターを改ざんし、その車が質のいいものであるかのように見せようとしてきます。高級車や人気車を購入する際には、特にメーター改ざんに気を付けてください。

 
一方、格安車や不人気車はもともと高く売れないので、メーターを改ざんしてもあまり大きなうまみがありません。ですので、悪質な業者といえどもリスクを負ってまで少しの利益のためにメーターを改ざんするようなまねはしません。

 
さて、ここまでいろいろとメーター改ざんの実態について書かせていただきましたが、あまりメーター改ざんを過剰に心配する必要はありません。10年ほど前まではメーター改ざんに関する罰則もゆるく、また走行メーター管理システムのような改ざん車を追い出す仕組みも構築されていなかったので、中古車オークションにメーター改ざん車が紛れ込むことは当たり前のことでした。しかし、現在はメーター改ざんがばれると営業停止になることから、そのような改ざんをする業者は一気に減りました。メーター改ざんで得られる利益は多くても数10万円程度です。それだけの利益のためにメーター改ざんをするのはリスクがあまりにも高すぎて、はっきり言ってリターンと全然見合いません。

 
ただ、それでも一部の業者がメーター改ざんを行っているのも事実です。少しでも怪しいと思った車には手を出さないようにしましょう。「君子危うきに近寄らず」。これが中古車オークションにおける鉄則です。メーター改ざんがどうしても心配だという場合には、オークションの代行業者に相談しましょう。親身に相談に乗ってくれる業者なら、メーター改ざんを見抜くコツを教えてくれます。