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走行距離にだまされるな!

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みなさんは走行距離が10万kmの中古車と1万kmの中古車、どちらがほしいですか?よほど過走行車が好きでもない限りは、おそらくみなさん1万kmの方を選ぶのではないかと思います。しかし、その1万kmの中古車は、本当に1万kmしか走っていないと断言できますか?もしかしたら悪質な業者の手によってメーターが改ざんされていると考えたことはありませんか?もしその中古車が妙に走行距離が短いと感じたら、その時はメーター改ざんを疑った方がいいかもしれません。

 

目次

  1. メーター改ざんを疑うべきケースは?
  2. メーター改ざんに使われる機械
  3. 走行距離と年式、どちらに重点を置くべきか

 

メーター改ざんを疑うべきケースは?

meter_p02現在、日本で流通している自動車の平均走行距離は、大体1年につき1万~1万5000km程度だといわれています。つまり、購入から5年経った中古車の走行距離は大体5万~7万5000kmの間に収まることになります。もちろん、週末に買い物に行く時ぐらいにしか使わないとなればもっと走行距離は短くなりますし、毎日50km離れた職場に乗って行っているとなればもっと走行距離は長くなりますが、平均すれば年間1万~1万5000km程度に落ち着きます。

 
さて、たとえば5年間で1万kmしか走っていない中古車があったとしましょう。この中古車、一見大変お買い得に見えます。5年間で1万kmしか走っていないのだから、きっと状態がいいはずだ……そう思ってしまう気持ちもわからないでもありません。しかし、乗っていた年数に対してあまりにも走行距離が短い場合には、メーター改ざんを疑う必要があります。このようなメーター改ざんは、現在もあちこちで行われているのです。

 
メーター改ざん車大きく分けて2種類に分けられます。1つ目は「メーターが改ざんされていることがはっきりしている中古車」。こちらは改ざんの過去があることをきちんと表示されたうえで、「走行距離不明車」として販売されます。走行距離が不明だからと言って、もちろん必ず品質が悪いとは限りません。きちんと整備をしていれば長きにわたって使うことも可能ですし、そういった意味ではお買い得とすら言えるかもしれません。

 
2つ目は「メーターが改ざんされていることが不明な中古車」。厄介なのはこちらの方です。改ざんがはっきりしていない場合、あるいは改ざんに誰も気が付かなかった場合はいろいろと大変です。せっかく走行距離が短い車を選んだのに、すぐに故障してしまった……などというトラブルにもつながりかねません。そしてこうした改ざんは、ある機械を通じて行われています。

 

メーター改ざんに使われる機械

現在の自動車のメーターは大きく分けて2種類に分けられます。アナログメーターとデジタルメーターです。アナログメーターとはいわゆる針式メーターのことです。この場合のメーター改ざんは実に簡単です。メーターを外して、巻き戻してからもともとあった場所に再び取り付けるだけです。これは整備士の人間ならばたいていの人がやろうと思えばできます。そしていったんメーターが改ざんされてしまえば、たいていの一般人はそれに気が付くことができません。

 
そのような状況を憂えた自動車業界は、メーターの改ざんをしにくいデジタルメーターを導入するようになりました。デジタルメーターはデジタルで走行距離が表示されるシステムです。これはアナログメーターのように取り外してメーターをいじって戻す、というわけにはいきません。これでメーター改ざんはぐっと減った……のですが、最近はデジタルメーターを巻き戻す機械が秘密裏に流通しているという噂があります。

 
何分実物を見たことがないのではっきりとしたことは言えませんが、この機械表向きは「デジタルメーターの修理のため」として扱われているようです。しかし、修理とは言ってしまえば改ざんです。要はアナログだろうと、デジタルだろうと、改ざんしようと思えば改ざんできてしまうわけですね。

 

改ざんの傾向と現状

最近はメーター改ざんの手法も徐々に変わってきています。以前は改ざんといえば、とにかく走行距離を短く見せるやり方が主流でした。たとえば、走行距離が10万kmの中古車のメーターを改ざんして、走行距離が1万kmであるかのように見せかける。これがかつての手口でした。

 
しかし、最近はそのような手口はとんと見かけなくなってしまいました。消費者も知恵をつけてきて、メーター改ざんというものが存在していると理解してしまったためです。こうなるとメーターを改ざんする悪質な業者は困ります。せっかくメーターを大幅に巻き戻して、その車を新車同様であるかのように見せたのに、改ざんを疑われてしまうばかりでちっとも売れない。このような状況に頭を抱えた悪質な業者は、新たな改ざんに手を出しました。

 
それが、かなりの過走行車をそれなりに走った中古車のように見せかけるというものです。たとえば、走行距離が25万kmの中古車を12万kmしか走っていないように見せかけます。購入者は12万kmも走っている車を見て、「あ、これ改ざんしているかも……」とは思わないものです。むしろ「12万kmも走っている割には状態がいいから買おうかな……」という風に思う方が多いようです。

 
13万kmもさばを読んだらばれるのでは、と思う方もいらっしゃるでしょうが、最近の自動車は長く乗れるようにできているため、シートやハンドル、ドアなどを交換したり修復したりされると、もう傍目にはわかりません。中古車オークションの代行業者ならばエンジンルームの状態などから見抜いてくれるかもしれませんが、一般人には改ざんを見抜くことはほぼ不可能です。

 

走行距離と年式、どちらに重点を置くべきか

meter_p03さて、ここまではメーターの改ざんについてお話してきましたが、ここからはメーター改ざんがされていない中古車と走行距離の考え方について解説していきます。

 
あくまでも一般論ですが、きちんとメンテナンスをしていれば、走行距離10万kmぐらいでは現代の車は容易には壊れません。物によっては20万km、30万kmと乗れるケースもあります。購入してから10万kmも走れば御の字だと考えているのならば、あまり走行距離にこだわる必要はないでしょう。

 
ただ、最初からあまり走行距離が長い車を買うのはやはり心配だと思います。そこでねらい目なのは、走行距離が5万~6万km程度の中古車です。中古車の価格は距離に正比例して徐々に下落するわけではありません。走行距離2万kmと4万7000kmの車の価格には、それほど差がありません。しかし、4万7000kmと5万3000kmの車の価格には、思った以上に大きな差があります。5万kmを境に、一度中古車の値段はぐっと下がるのです。5万kmを境に心理的な壁があるのですね。

 
しかし、走行距離が4万7000kmであろうと5万3000kmであろうと、たいして品質に差はありません。きちんとメンテナンスされて、適切にオイル交換がなされていれば、走行距離が5万3000mでも全く問題はありません。また、その後10万kmを過ぎた段階でもう一度自動車価格は急に下落します。

 
そのため、走行距離が5万kmを過ぎた直後の車、および10万kmを過ぎた直後の車はねらい目となります。そこそこ走っている中古車は価格も安く、それでいて故障するほどには走っていないため、非常にねらい目となります。

 
もちろん、これらはすべてメーター改ざんが行われていないことが前提です。改ざんの疑いがある場合には代行業者とよく相談して、慎重に購入を検討しましょう。